十島村
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交通
村外および島同士のアクセス
フェリー
※運航ダイヤについては十島村役場公式サイト等を参照のこと。
- 村営船「フェリーとしま2」
鹿児島港 - 口之島 - 中之島 - 諏訪之瀬島 - 平島 - 悪石島 - 小宝島 - 宝島 - 名瀬港(奄美大島)
週2往復。往路復路ともに村内全ての有人島に寄港し、復路は往路のちょうど逆の順に寄港する。多客期や村内事業がある際に水曜日出港の便が追加され、週3回になる事もあるが、逆に天候等の理由で運休となる場合もある。ドックダイヤ時は三島村営船「みしま」が代船となる。
2013年(平成25年)6月までは、週1便は鹿児島〜名瀬往復、もう1便は鹿児島〜宝島折り返しという運航方法であった。同年7月1日から、村民の要望を受けて全便が名瀬往復となり、奄美市等での買い物や病院受診などの機会がこれまで以上に増え、また奄美空港の航空便との乗り継ぎがし易くなった。
現在は各島の港湾設備が整備され比較的安易に接岸することができるようになったが、かつては艀(はしけ)を使って人や荷物を受け渡ししていた為、時化の時などは立ち寄れない事が度々あった。なお、臥蛇島が集団移転を余儀なくされた理由の1つに、この艀作業従事者の不足(移住前は僅か3名)による生活困窮もあった。
- その他の村有船舶
- ななしま2(チャーター船)
- 全長22.4m、幅4.4m、19総トン、出力2000馬力、航海速力29.6ノット。
- 旅客定員12名。ツネイシクラフト&ファシリティーズ建造。1998年就航。
航空便
各島内
島内にはバスやタクシーなどの公共交通機関が無い為、村民は専ら自前で移動手段を整えている。観光客は村役場に予約すればレンタサイクルを無料で利用することができる。ただし貸出場所は鹿児島市内の村役場であり、フェリーに載せる輸送費は自己負担となる[32]。
- 道路:アスファルトプラントが無い為、コンクリート舗装が主となっている。これは十島村だけでなく、県内の小規模離島のいずれでも共通している。
- 燃料:村内には元々ガソリンスタンドが無かったが、村が「離島への石油製品の安定・効率的な供給体制の構築支援事業(資源エネルギー庁所管)」を利用して、平成29年度から各島へガソリンスタンドの整備を進めている[33]。令和5年度時点で、宝島、悪石島、口之島への整備が完了しており、他島も順次整備予定。未整備の島では、個人で県本土等から直接ドラム缶等による購入となる。
- 車検:村内には自動車整備工場が無い為、車検の際は村外の整備工場に委託をするか自ら鹿児島市の鹿児島運輸支局に持って行き検査を受けなければならない。その為、かつては車検の場合に限りフェリーの車両航送運賃を通常の半額にする助成措置を行っていたが後に廃止されている。
- 運転免許:更新については、年に1回、各島を巡回する出張更新が行われているが、その日以外に更新を行う場合は鹿児島市の交通安全教育センターに出向く必要がある(優良免許所持者は県内いずれの警察署や幹部派出所でも更新出来る為、この限りではない)。取得については、原付免許に限り年に1回出張試験が行われているが、それ以外の免許については村外で取得しなければならない。
- ^ 羽原清雅「トカラ・十島村の「格差」と地域の政治 - どうなる 七つに分散する離島村の闘い (PDF) 」 帝京社会学第21 号(2008年3月)、p.32
- ^ “News Letter 2017年夏号”. 公益財団法人国土地理協会. 2021年11月5日閲覧。
- ^ 「鹿児島県大島郡十島村に関する地方自治法の適用及びこれに伴う経過措置に関する政令」(1952年(昭和27年)2月4日政令第13号)、1952年(昭和27年)5月14日総理府告示第132号
- ^ かごしまの日本一 - 鹿児島県、2015年4月27日閲覧。
- ^ “十島村の概要 > 人口および世帯数(2018年3月31日 現在)”. 十島村. 2019年10月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年5月12日閲覧。
- ^ a b なおこの定義によればトカラ平瀬[1](北緯30度2分32.26秒 東経130度3分0.29秒 / 北緯30.0422944度 東経130.0500806度(灯台瀬))は対象外となるが、委細経緯は不詳である。灯台瀬には灯台が設置されている。
- ^ “中之島 過去の気象データ検索”. 気象庁. 2024年4月16日閲覧。
- ^ この定義によると横当島(北緯28度49分56秒 東経129度0分03秒 / 北緯28.83222度 東経129.00083度)、上ノ根島(北緯28度47分57秒 東経128度59分20秒 / 北緯28.79917度 東経128.98889度)は対象外となるが、委細不詳。なお2島とも有史以来定住者の無い無人島である。
- ^ a b 鹿児島県 1967, p. 110.
- ^ 十島村略年表 - 十島村、2014年6月10日閲覧。
- ^ a b 十島村誌編集委員会 1995, p. 1129.
- ^ 鹿児島県 1967, p. 112.
- ^ 十島村誌編集委員会 1995, p. 767.
- ^ 十島村誌編集委員会 1995, p. 1123.
- ^ a b 法令普及会 1952, p. 12.
- ^ 『若干の外かく地域を政治上行政上日本から分離することに関する覚書 (SCAPIN677/1)』連合国最高司令官総司令部、1951年12月5日。ウィキソースより閲覧。
- ^ “吐噶喇列島の日本復帰”. 鹿児島県. 2022年6月19日閲覧。
- ^ 十島村誌編集委員会 1995, p. 774.
- ^ “十島村略年表”. 十島村. 2022年6月19日閲覧。
- ^ 三島村誌編纂委員会 1990, p. 328.
- ^ 十島村誌編集委員会 1995, p. 1124.
- ^ 『村の境界変更』総理府、1952年5月14日。ウィキソースより閲覧。
- ^ 郡の区域変更(昭和47年自治省告示第298号、昭和47年11月29日付官報第13780号所収)
- ^ 日航機SOS傍受 諏訪之瀬島 山津波で死傷多数『朝日新聞』1976年(昭和51年)9月13日朝刊、13版、23面
- ^ a b 十島村誌追録版編集委員会 2019, p. 242.
- ^ 十島村誌編集委員会 1995, p. 1145.
- ^ 十島村誌編集委員会 1995, p. 770.
- ^ “観光・定住希望の方へ|十島村観光案内”. www.tokara.jp. 2019年1月19日閲覧。
- ^ “最新の全国的な人口動態と田園回帰の可能性”. 一般社団法人 持続可能な地域社会総合研究所. 2019年1月19日閲覧。
- ^ “【ランキング】人口増加率TOP20・平成27年国勢調査確定値【市区町村】”. 2019年1月19日閲覧。
- ^ “なぜ、東京から20時間の「絶海の孤島」に移住者が殺到するのか?|人口増加率は全国2位!”. 2019年1月19日閲覧。
- ^ レンタサイクル【セルフ式】の利用鹿児島県十島村
- ^ 令和5年度 離島への石油製品の安定・効率的な供給体制の構築支援事業」に係る補助事業者を公募します。日本能率協会総合研究所
- ^ 南西諸島地域離島振興計画鹿児島県
- ^ トカラ皆既日食情報[リンク切れ]
- ^ ツアー外、こっそり入島者 日食の十島村「出て行って」 - asahi.com(朝日新聞社)[リンク切れ]
- ^ 日食見上げる人また人、天体の神秘に各地で歓声 : 皆既日食2009(自然・環境 : 九州発) - YOMIURI ONLINE(読売新聞)[リンク切れ]
固有名詞の分類
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