北欧
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/27 16:12 UTC 版)
北欧理事会
次の五か国三地域が北欧理事会 (Nordic Council) 加盟国となっている。
- デンマーク(デンマーク王国構成国そして主体)
- グリーンランド(デンマーク王国構成国)
- フェロー諸島(デンマーク王国構成国)
- スウェーデン(スウェーデン王国の主体)
- フィンランド(スウェーデン王国の属国、19世紀はロシアの属国へ)
- オーランド諸島(フィンランド領だが、母語はスウェーデン語)
- ノルウェー(同時にデンマークやスウェーデンに所属していた)
- アイスランド(ノルウェーの先住民が開拓した植民地)
このうち、スウェーデン・デンマーク・ノルウェーの三か国は特にスカンディナヴィアと呼ばれる。ただし、現代の北欧の人々は外交上あるいは学術上といった公的な場を除いて、北欧 (Nordic) とスカンディナヴィアを峻別せず混同することが多い。
文化地図
北欧諸国は、歴史・文化・社会の面で多くの共通点をもっている[1][2][3]。バルト三国(エストニア、ラトビア、リトアニアの3カ国)は、CIA World Factbookのヨーロッパ地域分類でも、ヨーロッパ人の感覚的にも、北欧諸国には含まれていない。イングルハート・ウェルスツェルの文化地図から明らかなように、世界文化価値観調査において北欧文化圏は、伝統、宗教、国家への忠誠よりも個人の自由や世俗主義などを重視し、合理的社会秩序を重視する近似の民族として位置づけられる。北欧の人々は、この文化規範と価値観に特徴があり、この文化的特徴に近い国として、オランダ・ドイツ・スイス・ニュージーランド・オーストラリアなどが挙げられる[1][2][3]。実際、北欧諸国は2022年の積極的平和指数でスイス、オランダ、オーストラリア、ドイツ、ニュージーランド、日本とともに上位13カ国にランクインしており、平等性を重視する共通の文化や価値観を持っていることがわかる[4][5]。
- ^ a b “WVS Database”. www.worldvaluessurvey.org. 2022年3月19日閲覧。
- ^ a b “WVS Database”. www.worldvaluessurvey.org. 2022年3月19日閲覧。
- ^ a b “WVS Database” (英語). www.worldvaluessurvey.org. 2022年3月19日閲覧。
- ^ “POSITIVE PEACE REPORT Analysing the factors that build, predict and sustain peace.”. 2022年1月31日閲覧。
- ^ “経済平和研究所”. www.rotary.org. 2022年1月6日閲覧。
- ^ a b “Standard Country and Area Codes Classifications (M49)”. 国連統計部. 2008年6月25日閲覧。
- ^ 国際連合統計局の分類より。地図 および次の「Northern Europe」参照 [1] 2011年2月17日. 2011年4月2日閲覧。
なお、バルト三国は、日本の外務省欧州局では西欧課が担当する。外務省欧州局 2011年4月2日閲覧。
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