健全ロボ ダイミダラー 健全ロボ ダイミダラーの概要

健全ロボ ダイミダラー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/18 15:37 UTC 版)

健全ロボ ダイミダラー
ジャンル ロボットギャグ
漫画
作者 なかま亜咲
出版社 エンターブレイン
掲載誌 Fellows!
レーベル ビームコミックス
発表号 volume2 - volume25
発表期間 2008年12月15日 - 2012年10月15日
巻数 全4巻
話数 全24話
漫画:健全ロボ ダイミダラーOGS
作者 なかま亜咲
出版社 KADOKAWA
掲載誌 ハルタ
レーベル ビームコミックス
発表号 volume8 - Volume35
発表期間 2013年10月15日 - 2016年6月15日
巻数 全4巻
アニメ
原作 なかま亜咲
監督 柳沢テツヤ
シリーズ構成 吉岡たかを
キャラクターデザイン ごとうじゅんじ
メカニックデザイン やまだたかひろ
音楽 中西亮輔
アニメーション制作 ティー・エヌ・ケー
製作 ペンギン帝国
放送局 AT-Xほか
放送期間 2014年4月 - 6月
話数 全12話
テンプレート - ノート
プロジェクト 漫画アニメ
ポータル 漫画アニメ

2013年には、10月発売の年10回刊漫画誌『ハルタ』(『Fellows!』から誌名変更)volume8から新シリーズの『健全ロボ ダイミダラーOGS』(けんぜんロボ ダイミダラーオージーエス)の連載が開始、当初は基本的に偶数月発売号に掲載されていたが、2014年3月発売のvolume12から毎号掲載となり2016年6月発売のvolume35まで連載された。なお、「OGS」はドイツ語の「OrGaSums」(オルガスムス)の略称である。

2014年4月から6月までテレビアニメが放送された。詳細は#テレビアニメを参照。

作品概要

人類に敵対して迷惑をかける、ペンギン帝国。ペンギン帝国に対抗できるのは、「Hi-ERo粒子」(ハイエロりゅうし)をエネルギーとして稼働する巨大ロボット「ダイミダラー」のみ。ダイミダラーのパイロットとして選ばれたのは、女の子にエッチな行為を行うことでHi-ERo粒子を発生させる能力を持つ男子高校生の真玉橋孝一。孝一はパートナーの楚南恭子にエッチな行為をしながら、ペンギン帝国と戦うことになる。

基本的にはロボットバトルが中心に描かれているが、ギャグやエロのエッセンスも多分に盛り込まれている。

作者が『COMICぎゅっと!』や『まんがタイムきららキャラット』で連載していた4コマ漫画『火星ロボ大決戦!』の続編に近い内容であり、同作のキャラクターは本作にもゲスト出演している。

原作が連載継続中にテレビアニメの放送を終えている関係から、アニメは原作に先行して独自に最終回を迎え、原作とアニメはそれぞれ違った形で戦いの決着がつけられた。

テレビアニメは、美容室プリンスとペンギン帝国、双方にとって共通の敵となる日本政府の超巨大ロボット ダイケンゼンが登場し、孝一、霧子、リッツの共闘でこれを撃破。Hi-ERo粒子の危険性を知ったペンギン帝王は美容室プリンス側と和解し、同胞を連れて自分たちの世界へ帰還する。ペンギン帝王の娘に認められたリッツも仲間の祝福を受けつつ、帝王と共に笑顔で地球を去るという、敵味方が力を合わせて最強の敵を打ち破る王道の熱血ドラマで有終の美を飾った。

テレビアニメ放送終了から2年後に完結した原作漫画では、美容室プリンスとペンギン帝国が、衆人環視のコロシアムで互いの条件を賭けて団体戦勝負をすることとなる。又吉が出した条件は、ペンギン帝国が負けた場合は全員自決すること。ペンギン帝王の条件は美容室プリンスが負ければ、チームの女子たちに”すけべーなこと”をする権利を得るというもの。双方の陣営のロボットを使った真正面からのバトルを繰り広げるが、プリンス側の敗北に終わる[1]。楚南恭子は「上が決めたことだから仕方ない」と、ペンギンコマンドたちの“すけべーなこと”に応じる覚悟を決めるが、喜友名霧子と當間ほづみの2名はパートナー男子のおかげで貞操を死守。結局は恭子ひとりが前シッポを性器に挿入され、大勢のペンギン相手に翌朝まで交尾を続ける羽目になった[注 1]

登場人物

主人公サイド

真玉橋 孝一(まだんばし こういち)
- 島﨑信長
第1部の主人公(TVアニメ版では1~5・11・12話の主人公)。ダイミダラー2型を操縦する16歳の男子高校生(8話以降は1年後の為17歳)。
エッチな行為をすることで強力なHi-ERo粒子を発生させる因子保有者、ダイミダラー2型の操縦士に選ばれる。
非常にスケベな性格をしており、当初ロボットの操縦に興味はなかったが、エッチなことをするためにダイミダラーに乗ることを決意する。
戦闘に関して当初は素人だったが、訓練と実戦を重ねる中で戦士として着実に成長を続け、ロボットの操縦だけでなくHi-ERo粒子のコントロールまで自在にこなすようになる。
南極8号 リッツカスタムとの戦闘の末、行方不明になるが、後に超南極とダイミダラー6型の戦闘の最中、突如として再び姿を現す。
原作では将馬や霧子たちとは異なる高校に通っているが、アニメでは彼らと同じ高校に通うために、学ランを校則違反で着ているという独自設定が盛り込まれた。
私生活では、アパートで一人暮らしをしている模様。
楚南 恭子(そなん きょうこ)
声 - 日笠陽子
美容室プリンスの構成員で、孝一のパートナーを務める、巨乳でスタイル抜群の美女。23歳(8話以降は1年後のため24歳)。孝一曰く、高低差28cmのHカップ。
孝一のサポートとHi-ERo粒子補給のためにダイミダラーに乗り込んでおり、毎回胸をもまれたり、服を脱がされるなどのエッチな行為をされている上、7歳も年下の孝一に呼び捨てにされている。基本的に真面目な性格であり、作中では主にツッコミ担当。
恭子の父親はペンギン帝国へ親善のために国連が派遣した使節団の一人だったが、ペンギン帝国の挨拶である前シッポダンスを見たショックで陰茎恐怖症になってしまったため、それ以来ペンギン帝国を憎んでいる。
当初、髪型は黒髪のロングヘアだったが、ダイミダラーに席が用意されるようになってからは、ポニーテールに纏めるようになった。またこれと同時に彼女にもパイロットスーツが用意されている(アニメではこれらの変更部分はカットされている)。
アニメ版ではリッツカスタム戦以降で原作と異なるストーリーとなっており、コックピットからの脱出ができなくなった中で孝一が暴走したリッツカスタムの大爆発から恭子だけは助けようとして2型の左腕で彼女を掴んだ上で指バリアを貼り、結果一命は取り留めたが生命維持装置で眠り続けることになってしまう。6型の敗北と同時にこれから目覚め、自らは2型の左腕とともに射出、これに同時にエヴォルトしていた2型(超型)との合体を果たす。
原作では4代目スターレットGTに、またアニメではピンクの2代目ラパンに乗っているが、ラパンの方は本来ターボ車にも設定のないボンネットダクトが付いている。
喜友名 霧子(きゆな きりこ)
声 - 石上静香
第1部から1年後の第2部の主人公(TVアニメ版では6~10話の主人公)。18歳の女子高校生。エッチな行為やときめきによってHi-ERo粒子を発生させる因子保有者で、ダイミダラーの操縦士。
天久将馬から告白を受けて、またその時に光を中和できる人物とも知って喜ぶが、同時に自分の身の上を伝えずに付き合うことに罪悪感を覚えてしまい、その気持ちを彼にありのまま伝えた上で改めて告白をするなど、健気で正直な性格である。
一度、普通の生活を送りたいからと搭乗を拒否していたこともあったが、後に捕らわれた将馬を救うために復帰する。興奮してHi-ERo粒子が発生する時に身体を発光させてしまう体質で、将馬に告白されただけで輝いてしまった。常に敬語で話し、可憐で上品な美少女として校内では男子生徒からの人気が高い。発光を抑えてもらうために将馬と抱き合っている姿を周囲によく目撃され、熱いバカップルとして扱われている。
頭の髪飾りはHi-ERo粒子を制御するリミッターであり、これを取り払うとオーバーバーストというフルバーストを超えた限界突破のHi-ERo粒子発生現象を起こしてしまう。膨大なエネルギーは得られるものの、代償として自らの命を蝕むことになる。
ペンギンコマンド曰く、T85、U66の高低差19cmのEカップ・W57・H85であるとのこと。
原作最終巻に寄せた作者のあとがきに、天久将馬と性交を果たしたとある。
天久 将馬(あめく しょうま)
声 - 花江夏樹
18歳の男子高校生。霧子のパートナー。Hi-ERo粒子発生による霧子の発光を、抱きしめることで中和させられる体質を持つ。成績は非常に優秀で、卒業後はMITへの留学を希望している。
入学式の時から霧子に片思いをしており、霧子と釣り合う人間になるべく必死に勉学に励むなど努力していた。第8話冒頭にて勝算を感じたことで霧子へ愛の告白をし、発光現象の騒ぎの末に交際を開始する。その交際の最中に霧子がダイミダラーの操縦者であることを知らされ、霧子たちと共にペンギン帝国と戦っていくこととなる。
一般人である故に直接の戦闘に関しては非力だが、冷静に状況を分析して霧子をサポートする明晰さをもつ。また時には霧子を守るためにペンギンコマンドに立ち向かったり、6型の操縦を代わりに請け負うなど思い切りが良く度胸のある一面も備えている。
19話(TVアニメ第10話相当)では突然ペンギンコマンドになってしまい、リッツに口説かれてそのままペンギン帝国へ招き入れられた。アニメではその後、対ダイケンゼンの最終決戦中で人間に戻り、霧子と共に戦うことになった。
特技は父親直伝である社会の窓から腕を突き出す必殺技「ガリバーチ●ポ」。15話にて霧子に対して使うことでHi-ERo粒子を活性化させることが出来たがショックの余り酔わせてしまう程に強烈で、又吉に諸刃の剣ならぬ「諸刃の竿」と称される。
當間 ほづみ(とうま ほづみ)
美容室プリンスが保護する因子保有者。小柄ゆえに若く見えるが良輔と同い年の27歳。
普段は理髪店の美容室プリンスに勤務している。かつてはダイミダラーのパイロットで、二年前の戦闘以来、密かに良輔を想っている。
南風原良輔(はえばる りょうすけ)
OGSの主人公であり、美容室プリンスが保護する因子保有者。27歳。
陸上自衛隊ダイミダラー3型連隊(第3D連隊)のトップエース。階級は陸士長。正義を貫く気持ちがHi-ERo粒子を生み出す。
OGS3話にて同僚を傷付けた又吉を殴ったことで自衛隊を懲戒解雇され、半ば強引に美容室プリンスへ復帰させられた。
愚直なまでに正直すぎる性格であり、上司である2等陸佐に反抗的な態度を取って制裁を受けたこともままあるが、陸自の同僚内からの信頼はとても厚い。
人命を最も尊び、常に人を救うことを考えている。特に老人に対しては多大な敬意を抱いており、又吉に「老人フェチ」とまで言わしめた。
自力でHi-ERo粒子を生成出来るので孝一と違い乳揉みなどはさして効果はない。しかし、彼の人一倍強い正義感ゆえ、背徳感によって強力なパワーを生み出す事が出来る。その力は搭乗するダイミダラー3型がHi-ERo粒子バーストに耐えきれず自壊する程だが、パワー自体は孝一や霧子の方がずっと上らしい。
又吉 一雄(またよし かずお)
声 - 子安武人
美容室プリンスの戦術教官(アニメでは長官)。32歳。因子保有者でこそないが、優れたロボット操縦技術を持ち、孝一や霧子を本部から指揮する。
一見すると真面目で厳格な堅物だが実はムッツリスケベで、アニメでは孝一にも見えない早さで恭子の乳首を触って絶頂へ誘うというテクニックを見せつけた。孝一からは「師匠」と呼ばれており彼を厳しく鍛えつつも、ときにえっちな行為や解説を行う。また霧子と将馬のいちゃつきは、勝利のためには必要と考える一方で鬱陶しくも思っている。ペンギン帝国への憎しみが強いあまりに、興奮するとパイロットの意思やその生命を無視した発言をすることも。
美容室プリンスの敷地内で見つけた捨て猫をロリマ●コと名付け可愛がっているが、その猫は全く又吉に懐いていない。
三博士
原作には登場しないアニメ版オリジナルのキャラクター。又吉の下でダイミダラーの開発・運用・メンテナンスを行っている。3人とも趣味はボウリング。因子保有者ではないが、ダイミダラーの移動程度の操縦は可能である。
なお原作ではスーツの男性のモブキャラクター数名がこれを行っている。
友寄 もり子(ともよせ もりこ)
声 - 大橋彩香
美容室プリンスの三博士の一人。ダイミダラーを開発する際にはメンバーの中核となった。
巨乳であり、妖艶な色気を漂わせている。右目に片眼鏡をしている。
真境名 そり子(まじきな そりこ)
声 - 木戸衣吹
美容室プリンスの三博士の一人。ダイミダラーの保守担当。
三博士の中では一番のしっかり者だが、転んだりと少々ドジな一面も見せる。
白衣の下はピンクのバニーガールスタイル。常にヘッドフォンをしており、耳は見えない。孝一や霧子を技術的な側面からサポートする。
また、孝一たちが疑問を投げかけると過剰なまでに詳細な説明を行ってしまう癖がある。
呉屋 せわし子(ごや せわしこ)
声 - 田所あずさ
美容室プリンスの三博士の一人。ダイミダラー運用時の管制官。
見た目に加え、卑猥な言葉をまるでそれを覚えたばかりの子供の様に平気で使うほど幼いが、三博士の中では最も決断力が高い。いつも鼻にティッシュを詰めている。

ペンギン帝国サイド

ペンギン帝王
声 - 堀秀行
前作に引き続き大いなる野望を掲げ、ペンギン帝国を治める帝王。95歳。人格者で、部下達からの信頼も厚い。
元々はメガラニカ大陸に生息していた普通のペンギンだったが、落ちていたエロ本をみたことで何かが目覚め、高い知能を会得した。
その後はペンギン術によって自ら精製したペンギンコマンダー達と共に北谷第三高等学校に入学し、ペンギン番長を名乗り学園支配の野望のため同学園に通う照屋カニメガらと抗争を繰り広げた。(カニメガ大接戦!
さらに数十年後、科学知識を深めた末に超兵器「南極シリーズ」の開発に成功。人類に友達になるよう迫るが、それを拒否された結果、人類との激しい戦いを繰り広げることとなった。(火星ロボ大決戦!
戦いに敗れた後、単身落ち延びた新天地にてHi-ERo粒子を発見し、これを手に入れるために新たなる戦いに身を投じることとなった。(健全ロボ ダイミダラー)
アニメ版では経緯がやや異なっており、試作品のペンギン装置の誤動作によってダイミダラーの世界にやって来たという設定。
その後、元の世界に帰る方法も見つけられず世界を放浪し、戦災孤児の幼い少女(後のリッツ)と出会いしばらく一緒に旅をしていたが、帝国を再建するという目的があったため、彼女を人里近くまで連れていき、金銭を分け与えて別れをつげた。
ペンギンコマンド
ペンギン帝国の雑兵で2000人ほど存在する。23歳。ペンギン帝王のペンギン術によって精製される人工生物。前作とは名称がやや異なるが例によって好色であり、7話によると戦闘力はジェイクを除き小学生並にしか無い。
見た目は頭身大のペンギンで皆同じに見えるが、個々に名前がついておりそれぞれ個性や特技を持っている。お互いの仲間意識は強く、いつでも助け合いや応援の精神を忘れない。
最大の特徴である股間の突起は実は尻尾(通称「前シッポ」)であり、チ●コではない。しかし、前作の特典冊子に生殖器としての機能は備えていると記載されている。作者のなかまは、「生殖能力も備えた万能シッポで、男性器ではありません」としているものの[2]、前シッポは性的興奮で大きく勃起し、摩擦の刺激を受けることで亀頭状に膨らんだ先端から、粘性のある“前シッポ汁”を勢いよく放出する射精同様の現象を起こす[3]。下着を脱がされて局部にこれを挿入された楚南恭子が、「こわれちゃう~」と絶叫したように[4]、人間の女性相手に陰茎としての用途はあると見える[注 2]
アニメ版ではHi-ERo粒子を所有していない生命体であるため繁殖をさせるためにHi-ERo粒子が必要でそれが故にエロいことに興味があるという設定。また他の生命体がHi-ERo粒子を奪われると性欲減退から始まり最終的にはペンコマに変化してしまう。前作の世界よりもHi-ERo粒子が濃いため成長が早く、帝国の再建が早くなったという経緯がある。
日頃の性欲処理の相手はリッツが務めているが、楚南恭子の性器を堪能した翌日は、たまには日本人の女性も良いものだとツヤツヤした顔で話している。
マイケル
声 - 村田太志
ペンギンコマンドの一人。陽気で明るいグッドペンギン。デニスとコンビを組むことが多い。
アニメではデニスとのコンビネーションを買われ、南極9号の自律データに流用されている。
デニス
声 - 浅沼晋太郎
ペンギンコマンドの一人。冷静沈着なクールペンギン。マイケルとコンビを組むことが多い。
アニメでは南極ロボを乗り捨てたことが人類に人型ロボの製造技術を与えてしまった諸般の元凶の一人。
ジェイク
声 - 伊藤健太郎
ペンギンコマンドの一人。武闘派で自信家のフューチャーペンギン。
ペンギン帝国一の武闘派ペンギンで二つ名は「灼熱のジェイク」。ペンギン帝国流前尻尾術の達人で「奥義・シッポ破」を使う。
原作では不意を突いたとはいえペンギン帝国最強五人衆キガシラを倒したほどの実力者。
ジム
声 - 保村真
ペンギンコマンドの一人。悟りの境地に達したラブリーペンギン。一人称は「拙者」で「~でござる」と侍風な口調が特徴。
アニメ5話では暴走したリッツを気絶させ救出する活躍を見せる。
原作3話にてリッツにゴッドスクラブを教え、帝国加入の機会を作った。
ネルソン
声 - 福島潤
ペンギンコマンドの一人。お調子者で人なつこいミラクルペンギン。アニメではババ抜きが好き。
ヘンリー
声 - 中村悠一
ペンギンコマンドの一人。積極的で潔いロマンチックペンギン。原作では3話にて登場。アニメ4話では6番目の試験体としてリッツから供給されるHi-ERo粒子を体内に注入されることによりHi-ERoペンギンとなり、髪が生え、能力が強化された。
このことから自らを「Hi-ERoペンギン・コマンダー・シックス」と呼ぶが、その発音から美容室プリンスからは「コマンダー・セ●クス」と呼称されるようになる。
偽ダイミダラー2型に変装した南極10号に乗り込みダイミダラー2型と交戦するが、戦闘の最中に粒子の副作用により、ペンギンでありながら人間の姿や心を得るようになる。
しかしダイミダラーとの戦いが痛み分けになった後に記憶を失くし、そうした中でひょんなことから恭子と知り合い、お互いに惹かれあう様になるが、記憶を取り戻したヘンリーは「恭子は敵である」と己の立場を知り、再び戦う。結果敗れるがペンギンの姿に戻った上で生き残り、ダイミダラー対ダイケンゼンの最終決戦において帝王の命を受けペンギン化した将馬にHi-Ero粒子を供給して元の姿に戻している。
サム
ペンギンコマンドの一人。おっちょこちょいで仲間思いのサクセスペンギン。原作6話(アニメ版5話)では戦闘に巻き込まれた彼の負傷によりリッツが暴走状態となる。
ヨーゼフ
声 - 竹内良太
ペンギンコマンドの一人でペンギン帝国随一の前シッポの持ち主。
アニメ版ではペンギン帝国一のシッポ力の持ち主で栄光のペンギンコマンドと呼ばれている。
リカンツ=シーベリー
声 - 洲崎綾
ペンギンを溺愛し、人間でありながらペンギン帝国のために戦う少女。愛称は「リッツ」であるが、この愛称はペンギン帝王により命名された。年齢は13歳(17話以降は14歳)。
出身地はアメリカで、一人称は「朕(ちん)」。金髪を2つのおさげにした髪型で、ペンギンコマンド曰く、スリーサイズは、B75・W58・H71の処女であるとのこと。また17話では身長152cm、体重47kg、T81・U63の高低差18cmのDカップ・W55・H82と、より正確に計測された。
大好きなペンギンと暮らしたい一心からペンギン帝国へ潜入し、ペンギンコマンドらにゴッドスクラブを披露する事で打ち解けて帝国の一員となった。普段は可憐な少女であるが、ペンギンコマンドらが傷つくと豹変して凶悪な一面を見せる。
極めて高度な格闘術と抜群のロボット操縦センスを持っており、その実力はペンギンコマンド数人を一瞬で倒し、性能の劣る南極8号で孝一のダイミダラー2型を圧倒するほどである。
尚、原作の劇中では語られていないが吉岡たかをのTwitterにおいて、アニメにおけるリッツが因子保有者(ファクター)という設定が、原作者のなかま亜咲の発言から原作準拠の設定であることが語られた[5]
アニメ版では戦災孤児で父親と母親は死亡という設定。戦場でペンギン帝王に拾われ、人里までペンギン帝王と旅をしていたことがある。しかし、本人はおぼろげにしかそのことを覚えていない。
ペンギン帝国最強五人衆
前作にも登場する、平行世界での精鋭部隊。詳細は前作の項を参照。
マカロニ
声 - 加隈亜衣
ペンギン装置によって転送され帝王と再会するも、特に何もせず戻っていった。
フンボルト
声 - 巽悠衣子
原作では回想シーンの通信機器モニターのワンカットのみに登場したが、アニメ版では大幅に出番が増え、リッツに格闘術の稽古をつけ烈風ペンギン突きを伝授するという師匠の役割を果たす。その後は元の世界へと帰っていった。
OGSでは、美容室プリンスとの最終決戦に、キガシラとともに参戦する。
アデリー
声 - 山口太郎
アニメ版では声のみの登場。
キガシラ
20話に登場、戦力増強のために平行世界から召喚されたが、事情を知らないペンギンコマンドの強襲に遭い、ジェイクの前シッポによって倒された。アニメ版ではエピソードが丸ごとカットされたものの、マカロニの隣でたたずんでいる姿が確認できる。
コガタ
ワンカットのみ登場。ペンギン装置で帰ってきた全裸のマカロニに対して「誘っているのですか?」と声をかけている。アニメ版ではシルエットと後ろ姿のみ確認できる。

その他

嘉数 智恵子(かかず ちえこ)
声 - 高梁碧
将馬と霧子が通う高校の教師。言葉遣いは横柄で、居丈高な性格。また巨乳でもある。
自らの出世に貪欲であり、出世のためならばあらゆる手段を講じ、身体を差し出すことも厭わない。
教え子の将馬が毎日校内で場所を選ばず霧子とイチャイチャするために留学の推薦が取り消されそうになっている事態から、己の社会的地位の失墜を危惧して将馬を霧子から別れさせようと躍起になっている。
アニメ版では校則違反を重ねる孝一の行動に腹に据えかねていた。孝一曰く「無駄にでかい乳」。またダイミダラー出撃による学校の出席日数不足について説明を求められるとHi-ERo粒子を出すため彼女の胸を揉みしだき始め、新鮮な感触によって恭子の時以上の粒子の輝きを得ている。
仲里 鉄哉(なかざと てつや)
将馬の同級生。気性が荒く喧嘩早い性格。霧子に対して好意を抱いているために将馬のことは快く思っていない。
10話にて霧子に振られてからは嘉数先生と乳繰り合う関係になり、時と場所を弁えずにえっちな行為を繰り広げる。
OGSの番外編にて、嘉数先生と婚約していることが明らかになった。
アニメ版には未登場だが、初期のキャラクター表にはラフ画が描かれていた。
志良堂 源太郎(しらどう げんたろう)
OGSに登場。眼鏡をかけた美青年で、国立極地女体研究センターの教授。常にブラジャー等の女性用下着やタンポンなどを満載したスーツケースを持ち歩いている。良輔とは顔なじみ。殺人ペンギン出現に端を発した地球の危機に対して、美容室プリンスとペンギン帝国との共闘を実現するために帆走する。
陸上自衛隊司令官
声 - 小山力也
アニメ版オリジナルキャラクター。「ペンギン帝国の台頭で健全になった日本が、ダイミダラー超型の登場以降また不健全になりつつある」「戦闘の結果、莫大な復興予算がかかる」ことから「美容室プリンスこそ敵である」と看做した日本政府からの要請を受け、量産型ダイミダラー3型を率いて美容室プリンスの殲滅に乗り出す。
文部科学大臣
声 - 飯田友子
アニメ版オリジナルキャラクター。喪服を着た英語訛の美女。
総理大臣
声 - 相馬康一
アニメ版オリジナルキャラクター。

注釈

  1. ^ ペンギンコマンドたちと輪姦を終えた後、我に返って「ペンギンを憎んでいる私が、ペンギンを相手に何をやってんだか…」と落ち込んでいる。
  2. ^ 恭子と交尾したペンギンコマンドの事後の感想は「素晴らしかった」とのこと。
  3. ^ アニメ版では普通に使用されている
  4. ^ アニメ版では具体的な例が最強五人衆の転送で示されており、マカロニがこちらの世界に転送されてきた時は身に着けていたはずのブラジャーが無くなり、平行世界に戻る時はパンティーだけが転送せず残った。フンボルトの場合は来た時は超南極の操縦方法を忘れてしまい、帰る時は衣服を置いていってしまった。
  5. ^ KADOKAWAショウゲートAT-Xランティスジェンコ
  6. ^ 『ハイスクールD×D BorN』のタイトルで2015年に放送。
  7. ^ 原作発行元のエンターブレインが発行する『週刊ファミ通』のパロディ。BD/DVDの第1巻にも特典として収録。

出典

  1. ^ 『健全ロボ ダイミダラーOGS』第26話より。
  2. ^ 『ダイミダラーOGS』第4巻(最終巻)のあとがき。
  3. ^ 『健全ロボ ダイミダラーOGS』第28話(最終話)より。
  4. ^ 『健全ロボ ダイミダラーOGS』第27話より。
  5. ^ Twitter / 吉岡たかを @takawoy Twitter 2014年4月20日
  6. ^ a b 「健全ロボ ダイミダラー」柳沢テツヤ監督、河井プロデューサーインタビュー(その4) | トーキョーアニメニュース ? TOKYO ANIME NEWS
  7. ^ 「健全ロボ ダイミダラー」柳沢テツヤ監督、河井プロデューサーインタビュー(その1) | トーキョーアニメニュース ? TOKYO ANIME NEWS
  8. ^ a b 「健全ロボ ダイミダラー」柳沢テツヤ監督、河井プロデューサーインタビュー(その2) | トーキョーアニメニュース ? TOKYO ANIME NEWS
  9. ^ a b 「健全ロボ ダイミダラー」柳沢テツヤ監督、河井プロデューサーインタビュー(その3) | トーキョーアニメニュース ? TOKYO ANIME NEWS
  10. ^ 健全ロボ ダイミダラー:異色のロボットマンガ 来年4月からテレビアニメ放送 - MANTANWEB(まんたんウェブ)
  11. ^ テレビアニメ『健全ロボ ダイミダラー』、コミックマーケット85メディアファクトリーブースで最新映像を公開! 特別冊子「週刊ダミ通」も配布 - ファミ通.com
  12. ^ a b アニメ「ダイミダラー」追加キャストや場面写真を公開 - コミックナタリー
  13. ^ 「健全ロボダイミダラー」公式サイトが愛生会病院をオマージュしてリニューアル! - トーキョーアニメニュース


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