二人組
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/21 05:20 UTC 版)
スポーツ
スポーツにおいても、団体競技の最も小さな単位として二人組同士の対抗試合が行われる。その種目は多岐にわたっており、また二人組による対抗方式には多くの場合独自の種目名称が付加される。二人組対抗方式を含む競技には、以下のようなものがある(括弧内は二人組競技の名称)。
- フィギュアスケート(男女ペア、アイスダンス)
- テニス(男子ダブルス、女子ダブルス、混合ダブルス)
- バドミントン(男子ダブルス、女子ダブルス、混合ダブルス)
- 卓球(男子ダブルス、女子ダブルス、混合ダブルス)
- ボブスレー(2人乗り)
- リュージュ(混合2人乗り)
- ビーチバレー-二人組のみの競技
- アーティスティックスイミング(デュエット)
- ボート(ペア、ダブルスカル)
- プロレスリング(タッグチーム)
その他の芸術活動
音楽以外の芸術創作の分野においても、継続的に二人組で共同作業を行う例がしばしば見られる。またその場合、しばしば著作者名として共有筆名を用いることがある。Category:共有筆名も参照。
文学の分野では、古くはヤーコプとヴィルヘルムのグリム兄弟が共同でグリム童話やドイツ語辞典などを編纂した(グリム童話に関しては、挿絵を書いた末弟のルートヴィヒも著者に含まれることがある)。アメリカの著名な推理作家エラリー・クイーンは、フレデリック・ダネイとマンフレッド・B・リーの共有筆名である。
漫画の分野では、特に日本の藤子不二雄が藤本弘と安孫子素雄の共有筆名として著名であるが、実際に共同で漫画を制作したのは経歴のごく初期の頃である。夫婦での継続的な共同製作では新谷かおる・佐伯かよのや弘兼憲史・柴門ふみなどが有名である。共有筆名で活動するきょうだいとしては室山まゆみや前田理想などがあげられる。
アニメの分野では日本の脚本プロダクション・スタジオオルフェ所属スタッフの黒田洋介(現取締役)・倉田英之両人による「地獄組」(現在は解散)や福田己津央・両澤千晶夫妻のような例がある。
映画の分野では、アメリカのコーエン兄弟やウォシャウスキー姉妹が継続的な共同製作を行い、成功を収めている。
その他
犯罪史においては、共同で凶悪犯罪を繰り返したボニーとクライドなどが知られている。
また、最近ではスパイ(諜報活動)ネタも取り込んだ「特命刑事」をメインテーマとするスーパー戦隊シリーズ第36作『特命戦隊ゴーバスターズ』や、複数のアニメ制作会社が特撮ないし実写作品に制作参画した異例のケースでもある『ケータイ捜査官7』では「可変機構を有する機械がバディ(相棒)」等という設定を採用していることでも注目を集めている。
注釈
- ^ コンビはコンビネーション(複数の組み合わせ)の略であるが、この場合は二人という意味である。二人以上もコンビネーションであるが、コンビとは呼ばない。
出典
- ^ The Complete Film Dictionary. Penguin, 41. ISBN 0140513930
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