二人称、三人称の文法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/28 07:09 UTC 版)
「ヒュムノス語」の記事における「二人称、三人称の文法」の解説
ヒュムノスは基本的に呪文であるため、一人称以外の文は少ない。二人称、三人称の文章は「想音-V-(rre)-S'-V'-O-C」の構文をとり、想音は話者の感情を、V は話者の行動を示す。"rre" は主語定義と呼ばれ、次にくる名詞が主語であることを示す。S' があなた、彼、彼女とその複数形のいずれかである場合、"rre" ではなく専用の単語(汎用主語定義)を用いる。例えば、"yor"「あなた」が主語の場合は "yorr" を使用する。「V'-O-C」は主語が S' であることを除けば一人称の場合と同じ構文である。ヒュムノス語の動詞には語形変化は存在しない。 例文として、"Was yant gagis weel yorr pat crudea et."「私はものすごく悲しい。この状況からすぐに回復したい。私はあなたがその大きな苦しみから解放されることを望む」を考えると、文頭の "Was yant gagis weel" で、話者は「あなた」に対しものすごく悲しい感情にあり、その状況を変えたいと願っていることを表していて、"yorr pat crudea et" で「あなた」が大きな苦しみから解放される、という具体的な状況を表している。 このようにヒュムノス語は二人称、三人称の文章は複雑な構文であるため一般会話には向かず、ソル・シエールにおいても一部用途でしか使用されていない。
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