乾湿計 気象庁形通風乾湿球湿度計

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乾湿計

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/24 06:21 UTC 版)

気象庁形通風乾湿球湿度計

気象庁形通風乾湿球湿度計は、気象庁標準の百葉箱内蔵用の乾湿計。
スティーブンソン型百葉箱を改良したもので、各側面と底面を二重にし、内側にアルミ箔を貼り付け、内部に内箱を設け、天井部にファンを取り付けて強制通風させるようにした「気象庁3号型」は、1993年まで使用された[1]
現在は電気式温度計と電気式湿度計を、断熱材を入れた二重の円筒(通風筒)に入れて測定している[2]。通風筒は、上側に取り付けたファンで強制的に5 m/s前後の通風(下部から上部への流れ)するようにしてあり、外から温度計の指示を読めないため、電気式の温度計と湿度計を用いる[3]

振り回し式乾湿計

屋外用の振り回し式乾湿計

振り回し式乾湿計(sling psychrometer)は、ハンドルまたは長いひもに取り付けられた温度計を空気中で数分間回転させ使用する。屋外で移動しての気象測定に用いられる。

脚注

[脚注の使い方]

  1. ^ 山口, 隆子「日本における百葉箱の歴史と現状について (PDF) 」 『日本気象学会機関誌「天気」』第53巻第4号、日本気象学会、2006年4月、 265頁。
  2. ^ 地上気象観測の概要
  3. ^ 気象観測の手引き (PDF) 気象庁(1998年)


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