上野彦馬
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/08 18:19 UTC 版)
うえの ひこま 上野 彦馬 | |
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生誕 | 1838年10月15日 長崎銀屋町(現・長崎市銀屋町) |
死没 | 1904年5月22日 (65歳) 長崎 |
職業 | 写真家 |
生涯
天保9年(1838年)、長崎銀屋町で蘭学者・上野
同年、故郷の長崎に戻り中島河畔で上野撮影局を開業した。ちなみにこれは日本における最初期の写真館であり(ほぼ同時代に鵜飼玉川や下岡蓮杖が開業)、彦馬は日本における最初期の職業写真師である。同撮影局では坂本龍馬、高杉晋作ら幕末に活躍した若き志士や明治時代の高官、名士の肖像写真を数多く撮影した。
維新後の明治7年(1874年)には金星の太陽面通過の観測写真を撮影(日本初の天体写真。また、アメリカからもジョージ・デビッドソンが来日している。)、明治10年(1877年)には西南戦争の戦跡を撮影(日本初の戦跡写真)、同年に開催された第1回内国勧業博覧会では鳳紋褒賞を受賞するなど、その写真は歴史的、文化的にも高く評価されている。
一方で海外に支店を持つ(ウラジオストク、上海、香港)など写真業繁栄の傍ら後進の指導にもあたり、富重利平や田本研造ら多くの門人を輩出した。明治37年(1904年)、長崎で死去。享年67。
ギャラリー
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上野彦馬の像(長崎市)
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長崎、中央やや上の小さい島が高鉾島
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彦馬の代表的な作品といわれていた坂本龍馬肖像(現在の研究では、彦馬の弟子、井上俊三の撮影であることが通説となっている)
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上野彦馬使用カメラ
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上野彦馬宅跡の碑(長崎市伊勢町)
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上野撮影局跡(長崎市伊勢町)
脚注
上野彦馬と同じ種類の言葉
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