ライズ・オブ・ザ・ドラゴン ゲーム内容

ライズ・オブ・ザ・ドラゴン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/21 03:41 UTC 版)

ゲーム内容

システム

オン・スクリーン型のアドベンチャーゲーム。一部アクションシーンもある。画面にコマンドは表示されず、画面上のオブジェクトをカーソルで選択することで、そのオブジェクトに対応したアクションをとることができる[注釈 1]。ゲーム中は常に時間が進行しており[注釈 2]、特定の時刻でしか発生しないイベントがあるほか、時間の経過に合わせてプレイヤーと関係なくイベントが進んだりする。また、プレイヤーは睡眠も必要で、睡眠をとらないまま行動し続けていると、道端だろうが所構わず寝てしまう[注釈 3]

このゲームは、プレイヤーが不可解な行動を取って[注釈 4]明示的にゲームオーバーになるほか、「違うアイテムの使い方をした」、「会話で違う選択肢を選んだ」、「時間の経過でイベントを飛ばした」などで、気づかないうちにクリア不能な状態に陥るパターンが非常に多い。そのため、攻略法を知らずにクリアするのが非常に難しいゲームとなっている。

PC/AT互換機版は、使用しているビデオカードに合わせてCGAEGAVGAの各画面モードに対応している。

主なアイテム

端末(ビデオテレフォン)
テレビ電話電子ファックス兼用の端末。使用するにはIDカードが必要。留守電の操作はリモコンでも行える。
IDカード
身分証クレジット機能などを搭載した多機能デバイスカード。他人のIDカードがあれば、そのIDで端末にアクセスすることもできる。
ハンドガン(コルト・ミスタリー・SP・モデル1992)
火薬銃弾を使う旧式の小型銃。現在はビームガンが主流。
ジョイ・スプレー
防犯スプレー。護身用だが軽い幻覚作用があるため、合法ドラッグとしても使用される。
応急セット
軽い傷ならその場で応急処置ができる救急キット。一時的に体力を回復させる薬も入っている。
チョコレートバー
カカオが不足しているため、ブラックマーケットでしか手に入らない禁制品となっている。パッケージが「スニッカーズ」に似ている。
ドラッグ・シール
首に貼って首筋から麻薬を注入する湿布型のドラッグ。本来は投薬処方用に開発された医療シート。

注釈

  1. ^ 人物だと「話す」、アイテムだと「調べる」、扉だと「移動する」など。
  2. ^ 何も操作しなくても勝手に時間が進むため、アドベンチャーゲームでは珍しくポーズができる。また、プレイヤーが任意で時間を早送りすることもできる。
  3. ^ この場合、起きると持っていたアイテムが減っているケースが多い。
  4. ^ 服を着ないで外に出る、など。
  5. ^ アイテムの説明などは、主人公のモノローグで語られる。

出典

  1. ^ エンタテインメントコンテンツ事業における組織再編に伴う連結子会社間の合併及び一部連結子会社の商号変更に関するお知らせ セガサミーホールディングス 2019年12月24日
  2. ^ <セガサミーホールディングス発表資料>エンタテインメントコンテンツ事業における組織再編に伴う連結子会社間(株式会社セガゲームス、株式会社セガ・インタラクティブ)の合併及び一部連結子会社(株式会社セガホールディングス)の商号変更に関するお知らせ セガゲームス 2019年12月24日
  3. ^ 当社グループにおける組織再編(会社分割及び吸収合併)に関するお知らせ セガサミーホールディングス 2021年1月29日
  4. ^ セガサミーHD、構造改革の一環としてグループの組織再編…セガグループとサミーの管理業務を持株会社に移管、セガとセガグループが合併”. Social Game Info (2021年1月29日). 2021年1月30日閲覧。
  5. ^ Lesser, Hartley; Lesser, Patricia; Lesser, Kirk (June 1991). “The Role of Computers”. Dragon (170): 55–58, 118–119. 
  6. ^ “Review Crew: Rise of the Dragon”. Electronic Gaming Monthly (EGM Media, LLC) (59): p. 38. (1994年6月) 
  7. ^ a b c d e Rise of the Dragon for SEGA CD (1992)” (英語). Moby Games. Blue Flame Labs. 2020年3月17日閲覧。
  8. ^ a b ライズ・オブ・ザ・ドラゴン A Blade Hunter Mystery まとめ [メガドライブ]” (日本語). ファミ通.com. KADOKAWA CORPORATION. 2020年3月17日閲覧。
  9. ^ a b c Rise of the Dragon for DOS (1990)” (英語). Moby Games. Blue Flame Labs. 2020年3月17日閲覧。
  10. ^ a b c d e f Rise of the Dragon for Amiga (1991)” (英語). Moby Games. Blue Flame Labs. 2020年3月17日閲覧。
  11. ^ a b 「7月号特別付録 メガドライブ&ゲームギア オールカタログ'93」『メガドライブFAN』第5巻第7号、徳間書店、1993年7月15日、48頁。 
  12. ^ Presley, Paul (October 1991). “Rise of the Dragon Review”. The One (emap Images) (37): 58-60. https://archive.org/details/theone-magazine-37/page/n57. 
  13. ^ Staff (November 1991). “Computer Gaming World's 1991 Games of the Year Awards”. Computer Gaming World (Golden Empire Publications, Inc) (88): 38–40, 58. 





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