ファッジ ファッジの概要

ファッジ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/04 20:56 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動
ファッジ

概要

非常に甘く、質感や食味はキャラメルによく似ているが、キャラメルより砂糖の結晶量が多いため[1]キャラメルのような粘着力はなく、しっとりとしている。噛むと口の中で崩れるほどやわらかく、食感としてはフォンダンアイシングとハードキャラメルの中間にあたる[2]

調理

大理石のスラブ上で冷却され成形されたファッジ

原材料は砂糖牛乳練乳がよく使用される)、バター。これらを完全に溶けるまでかき混ぜて116℃にまで加熱し、型に流しいれ冷やし固めると完成する[3]

フレーバーおよび同様のキャンディー

各種ファッジ

チョコレートを混ぜたものはチョコレートファッジと呼ばれ、そのほかにもメープルシロップカラメルなどさまざまなフレーバーを混ぜたものが販売されている。また、マシュマロナッツドライフルーツなどを中に混ぜ込むこともよく行われる。

ポーランドには独自のクルフカと呼ばれる物が存在し、ヨーロッパ各国で販売されている。 チョコレートやコーヒーの風味のものから、豆乳を使ったものまで存在する。

ホットファッジ(ソース)

アメリカやカナダでアイスクリームのトッピングとして使用されるホット・ファッジは本来のファッジとは関係がなく、そういった名前のチョコレート・シロップである。ホット・ファッジはアイスクリーム、とくにサンデーやパフェによく使用される。

参考文献

  • Jones, Charlotte Foltz (1991). Mistakes That Worked. Doubleday. ISBN 0-385-26246-9 

関連項目

  • クロテッドクリーム – 英国とアイルランドで伝統的な手作りのファッジを作るためによく使用される。
  • 練乳
  • ファッジクッキー英語版
  • クルフカ – ファッジに似たポーランド菓子
  • バルフィ英語版 – 主に牛乳と砂糖を使用して作るインドの代表的なお菓子。ココナッツ、ニンジン、ナッツ等を加えて作られる。
  • トフィー(タフィー)
    • Knäck – スウェーデンのトフィー菓子

  1. ^ "お菓子の辞典(ふーほ)". お菓子の辞典ホームページ. 2021年7月10日閲覧
  2. ^ Goldstein, Darra (2015) (英語). The Oxford Companion to Sugar and Sweets. Oxford University Press. pp. 287–288. ISBN 9780199313396. https://books.google.com/books?id=jbi6BwAAQBAJ&pg=PA287 
  3. ^ 「洋菓子・和菓子・デザート百菓辞典」平成9年8月30日初版発行 東京堂出版 山本候充著 p214


「ファッジ」の続きの解説一覧



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ファッジ」の関連用語

ファッジのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ファッジのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのファッジ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS