ドロロンえん魔くん 登場人物(漫画・アニメ共通)

ドロロンえん魔くん

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/08 23:50 UTC 版)

登場人物(漫画・アニメ共通)

声はアニメ版/OVA版/Dororon版の順。
えん魔くん(火炎のえん魔)
声 - 野沢雅子/徳本恭敏/山口勝平
主人公。地獄界を仕切る閻魔大王の甥。かなり強気な性格で過剰ともいえる自信家。正義感に溢れているとは言えない余りに破天荒な行動の末、大王から人間界に追い出されたが、後に大妖怪ゴーシップの事件で無敵と思われていたゴーシップを倒す手柄を立て、人間に仇なす妖怪を退治する妖怪パトロール隊の隊長に正式に任じられる。長い眉毛が妖怪を探るアンテナになっている。それからも傲慢で強気な性格はあいかわらずの模様。
火炎エネルギーを封じ込めたステッキが武器で、必殺技はそれから繰り出す「妖能力火炎車」。なおステッキは使う者の能力に応じた攻撃ができる、えん魔くんの代わりに雪子姫が使った際は、火炎ではなく強烈な冷凍波を発射し蜂の巣入道を倒した。
致命傷を受けても蘇生する能力がある。ただし妖能力を相当に消費するため、連続して蘇生することまでは出来ない。OVAでの名前表記は『炎魔』
黒いマントに赤いワンピース状の服を着ているのが特徴。
永井豪版漫画では、ろくに妖怪を退治せずにカパエルと組んでエッチなことばかりしていた。(怠け者、手を組んでエッチしているという点では「Dororon版」にも受け継がれている。)「メーラメラだぜ!」と言うのが口癖(=Dororon版。)
シャポーじい
声 - 滝口順平/チョー/稲葉実
えん魔くんの目付役にして知恵袋。その名が示す通り帽子の姿をしているので、定位置はえん魔くんの頭部。アニメ版では耳ずきがいとこ。なお、耳ずきはシャポーじいの忠告を無視したばかりか、自分の力を過信して閻魔大王に背き、対決して敗れ地獄を追われ、その後えん魔に倒された。(「ジャジャ」が口癖。(Dororon版。)」
雪子姫
声 - 坂井すみ江/千葉紗子/能登麻美子
雪女の少女。えん魔くんのガールフレンド。白い着物を着ており着物の下半身部分はミニスカートのように短い。着物の下には下着を付けていないが、よく脱がされる。名門雪女家のお姫さま。煮え立った大釜の湯を凍らせる程の冷気を発し、手から発する冷凍光線や氷、雹、雪を使った攻撃を得意とする。喧嘩っ早い性格で、人間界で見つけた妖怪をすぐに倒してしまうえん魔くんを叱るお目付け役的存在。アニメ版ではえん魔くんから雪ちゃんと呼ばれることを嫌い「あたしは雪子姫!」と言い返すのがお決まりになっている、12話から大人っぽいキャラクターデザインに変更された。OVA版での名前表記は『雪鬼姫』。Dororon版ではアイスクリームや冷たいものが大好きでよくアイスクリームを食べている。
カパエル
声 - 肝付兼太/佐藤せつじ/子安武人
河童。えん魔くんの幼馴染。妖怪河童族とカエルとの混血。漫画版とアニメ版ではキャラクターデザインがかなり異なり、アニメのほうが妖怪らしい容姿をしている。永井豪版漫画では、えん魔くんと組んでエッチなことばかりしていた。Dororon版では人間界で寿司屋を営んでいるような描写がある。
ツトムくん
声 - 近藤高子/ - /宍戸留美
洋海学園に通う小学生の少年。えん魔くんと知り合い、身近で起きる事件を解決してもらう。原作では家族や自宅の描写はないが、アニメ版ではゾウワシ事件の被害者として祖父が登場している。
トバッチリ
声 - 島田彰/ - /中村大樹
洋海学園の先生。よく妖怪に襲われる。本作品の他、「ケダマン」など他作品にも登場する。
ダラキュラ
声 - 神山卓三/ - /梅津秀行
吸血鬼。貴族ドラキュラの子孫だが、まったく無能で、妖怪パトロールも無能さゆえ首になり、ゴミ箱の残飯をあさるほど堕落している。なぜかキリスト教を信じている。えん魔くん直々にクビを言い渡された事を逆恨みして非行妖怪と手を組んで邪魔する事がほとんどだが、時には味方もする憎めないやつ。永井豪版漫画では1話限りのチョイ役。
ハルミ
声 - 桂玲子/ - /川澄綾子
ツトムくんのガールフレンド。よく事件に巻き込まれる。自身、「私ってひどい目ばかり合っている気がする」らしい。(=Dororon版。)ツトムくんが他の女の子に気が引かれると強いジェラシーを示す。
『Dororon』では事実上彼女が人間サイドの主役であり(ヒロイン)となっている。『ヤングエース』版では、ちょっとエッチな人妻になっている。頼りないが、いざというときには活躍を見せる。(=Dororon版。)
閻魔大王
声 - 柴田秀勝/ - /若本規夫
地獄界の支配者。えん魔くんのおじに当たる。ただ、大王もえん魔くん同様かなりのスケベ。(=Dororon版。)


怒黒

漫画版では「大妖怪」とされながらも瞬殺されるギャグ色の強いキャラクターである。「アニメ版」では日本への核攻撃を画策する極悪な妖怪であった。

注釈

  1. ^ タイトルに放送禁止用語が含まれているため、再放送の時は「妖怪くるった竜魚」と改題され、サブタイトルコールもカットされる。

出典

  1. ^ 北海道新聞』(縮刷版) 1973年(昭和48年)10月 - 1974年(昭和49年)3月、テレビ欄。
  2. ^ 秋田魁新報』1974年9月テレビ欄。
  3. ^ 『秋田魁新報』1974年11月テレビ欄。
  4. ^ 『秋田魁新報』1973年10月テレビ欄。
  5. ^ 山形新聞』1973年10月テレビ欄。
  6. ^ 河北新報』1974年3月2日 - 3月30日付朝刊、テレビ欄。
  7. ^ 『河北新報』1974年3月7日 - 3月28日付朝刊、テレビ欄。
  8. ^ 福島民報』1976年3月11日 - 4月14日付朝刊、テレビ欄。
  9. ^ 新潟日報』1974年3月テレビ欄。
  10. ^ a b c 北國新聞』1973年11月22日付朝刊、テレビ欄。
  11. ^ 信濃毎日新聞』1974年1月17日付朝刊、テレビ欄。
  12. ^ 静岡新聞』1973年10月テレビ欄。
  13. ^ 中日新聞』1973年10月テレビ欄。
  14. ^ 山陰中央新報』1973年10月テレビ欄。
  15. ^ a b 山陽新聞』1973年11月テレビ欄。
  16. ^ 中国新聞』1974年11月各日夕刊テレビ欄。
  17. ^ 高知新聞』1974年6月7日朝刊テレビ欄。
  18. ^ a b 熊本日日新聞』1973年11月テレビ欄。
  19. ^ 大分合同新聞』1974年11月テレビ欄。
  20. ^ 宮崎日日新聞』1973年11月テレビ欄。
  21. ^ 沖縄タイムス』1973年10月テレビ欄。
  22. ^ a b 「サイボーグ009VSデビルマン [インタビュー]永井豪」『宇宙船』VOL.150(2015 autumn)、ホビージャパン、2015年10月1日、pp.122-123、ISBN 978-4-7986-1099-3 


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