ドラGO! 番組エピソード

ドラGO!

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/18 00:38 UTC 版)

番組エピソード

一時期、温泉などの紹介時に-ドラ娘-と呼ばれた女性タレント(木舩香織等)も出演しており、また若手・ベテラン問わず有名俳優女優、ミュージシャンやスポーツ選手、フリーアナウンサーなどといった文化人も出演するなど毎回バラエティに富んでいた。番組初の海外ロケ(グアムなど日本近郊の国や地域)を行ったこともある。もちろん使用されたクルマは現地仕様のトヨタ車であった。

2010年2月に発生したトヨタ自動車の「リコール騒動」の影響で、2月の放送では他のトヨタ自動車の単独提供番組と同様に、通常の商品CMに代わって「お詫びCM」がオンエアされた。そして2011年3月11日に発生した「東日本大震災」により、3月13日放送分はクレジットのみ、3月20日・3月27日放送分は表向きスポンサーなし(CMはACジャパンに全面差し替え)になったが、4月3日に復帰するも、この回のみトヨタ・AC各90秒ずつ。4月10日 - 4月24日放送分は、ACのCMが45秒のみ(15秒×3回)になり、5月1日放送分から全面トヨタのCMに戻した(のちに製品CMも再開)。

2015年10月の1か月間は、今まで本番組に起用されることがなかった出演者(美形の男女モデル等)が主に起用され、番組構成も一部変更(可奈子のドラぶら!を休止、画面のテロップのフォント変更等多岐にわたる)されるなど“新たな試み”が行われた。

番組で使用される車両

トヨタ自動車一社提供番組である(開始当初はトヨタを含む複数社提供だった)ため、出演者が番組内で目的地の移動に使用する車両はすべてトヨタ車であり、番組内では使用する車両も併せて紹介される。

「グルメや観光を目的としたドライブ」がコンセプトの番組ということもあり、主に「ファミリーカー」と呼ばれるクルマ(ミニバンステーションワゴンコンパクトカー)などが使われる。あくまでも出演者の移動手段として提供されているため、出演者が車に対して「乗り心地がいい」などのコメントを出すことはない。[6]

かつてはアリストプログレランドクルーザープラドといった高価格車や、セリカMR-Sといったスポーツカー、変わったところではロケ先の地元ディーラーが展開していたオリジナルパーツを組み込んだbBが登場するなど、出演者と同じく撮影車両もバラエティに富んでいた時期もあった。こうしてトヨタから新型車が発売されると、自動車雑誌等の取材にも使われる広報用車両が番組に貸し出されてトヨタの新型車をコマーシャルする役割も担っていたが、2008年4月以降の放送回からは地方でのロケはもちろん、東京近郊のロケであっても基本的にはレンタカー会社(トヨタレンタリース)所有の車両が使われている。

ただし、レンタル車両の「P5」(クラウンクラウン・マジェスタ)、「HV3」(SAIカムリ)、「HV4」(クラウン・アスリート&ロイヤルハイブリッド)、「SP1」(トヨタ・86[7])クラスの車両は使用されず、また一部地域のトヨタレンタカーで扱われるアベンシスFJクルーザープリウスPHVなどは原則として使われない。[8]

しかし、ごく稀にではあるが以前(2008年4月以前)同様にトヨタ自動車が保有する広報車両が用いられたり、または一般ユーザー向け未発売の車両(プリウス・プラグインハイブリッド[9])やスポーツコンバージョンモデル「G's」[10]などの特別仕様車も登場している。また、2016年にはハリアーの特別仕様車が使われ、ドラGO!としては初の特別仕様車の登場となった。

2009年3月29日にオンエアされた「特別編」では、スペシャルゲストにミス・ユニバース世界大会1位の森理世と2位の知花くららを招いたこともあり、2人が当時アンバサダーとして関わっていたトヨタのプレミアムブランド「レクサス(LEXUS)」の高級SUVである「RX」が使われた。レクサスブランド車の登場は当回が番組史上初であり、当回に限ってスポンサーが通常のトヨタからレクサスに差し替えられてレクサスのCMが流された[11]

なお2012年2月26日と3月4日のオンエアのみ、前述の車両紹介シーンが省かれている(そちらの2回はトヨタの主催するモバイルサービスとのタイアップ企画で、そちらが優先的に紹介されたため)。

「ドラGO!」と改称された2013年4月以降、東貴博と片岡安祐美がナビゲーターを務める「日本一ドライブ」シリーズでは、例外的に他の車種が使われることがあるものの、基本的には小型ミニバンのシエンタのハイブリッド車が使われている。通常は取材先で借りるレンタカーが使われるものの、稀にトヨタのカー用品通販サイト「ハピカラ」で取り扱うカー用品を組み込んだ特別仕様の広報車両が用いられることがある。

2013年12月29日にオンエアされた「特別編・TOYOTA 86ドライブ」では、共にカーマニアとして業界で広く知られる横山剣南明奈をゲストに招き、かつ2人の希望ということもあってスポーツカーの「86」が使用された。「ドライブ A GO!GO!」の時代から数えて13年ぶり[12]、また「ドラGO!」となってからは初となるピュア・スポーツカーが番組に登場した。

このように「特別回」(もしくはそれに準ずる回)として放送される場合は出演者だけではなく、撮影車両も通常回では使用されることがない車種が特別に用いられている。

最終回の前週(9月18日放送回、これが番組史上最後のロケとなる。)では「シエンタ・ハイブリッド」を使用した。これが番組で最後に使用された車種となった。

スポンサー

一社提供以降の提供クレジットは、アニメーション演出の独特なものが使用されている。提供読みは当初はナレーションと同じ男性の声だったが、2005年7月から企業名の読みが「トヨタ自動車」から「トヨタ」に変更され、担当もテレビ東京アナウンサーに変更された。

2000年1月 - 2011年秋までの「Drive Your Dreams.」時代は飛び出すCGで表記したが、その後の「FUN TO DRIVE, AGAIN.」では提供表記が白絨毯にクレジットの表記を載せるクレジットに変更された。


  1. ^ 安全運転を強調するため、車両を運転する出演者が(運転にふさわしくない)サンダル等を履いている場合は、靴に履き替えるシーンも別途追加する。
  2. ^ 多くは若い男性出演者が運転するが、女性が運転するなどの例外もあり。
  3. ^ 公共交通機関を使ったほうが至便なケースもある(都内商店街巡りなど)。
  4. ^ クルー用車両が後続し、運転している様子を後方からも撮影している。
  5. ^ 多くは他愛もないギャグやNGシーンなど。
  6. ^ かつて初代プリウスが番組で使われた際、当時はハイブリッドカーがまだ珍しかったこともあって運転・同乗した出演者がプリウスのハイブリッドシステムを監視するモニターを見て、珍しがってコメントをするといった場面も見られた。「ドラGO!」へと改称された2013年4月以降、ごく稀にではあるが出演者が使用する車両に対してコメントをすることがある(本番組にて、初めてハイブリッド車に乗車した出演者が、ハイブリッド車特有の走行フィールなどに対してコメントを残すことがある)。また、2013年12月29日放送の特別回では、運転そのものを楽しむスポーツカー(トヨタ・86)が使われたこともあり、出演者がドライブ中のシーンで車両のインプレッションを行う場面が久しぶりに見られた(詳しくは「特別回」の項目を参照)。
  7. ^ 2013年12月29日放送の特別回にて使用された86は、トヨタが所有する広報車両である。
  8. ^ このうち、FJクルーザーとプリウスPHVは番組に過去1回 - 2回程度登場している。
  9. ^ リース販売モデル仕様
  10. ^ トヨタが自社開発するチューニングカーブランド。正式名称は「G SPORTS」。
  11. ^ レクサスRXは本番組の開始以来、史上最高価格の車両(当時の販売価格:500万円 - 600万円)である。
  12. ^ 2000年ごろに、当時発売されたばかりのセリカとMR-Sが1回ずつ使われている。さらにマニュアルトランスミッション(MT)搭載車としては、2002年に使われたカローラ・フィールダー Z AEROTOURERの6MT車以来11年ぶりの登場となった。
  13. ^ 2016年3月まで、毎月第2週は『笑売繁昌!ならCoCo』の再放送が放送されるため、休止となった。
  14. ^ 2008年9月まで日曜0:00 - 0:30(土曜深夜)、2013年3月までは土曜19:00 - 19:30、 2014年7月までは火曜23:24 - 23:54に放送されていた。


「ドラGO!」の続きの解説一覧



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ドラGO!」の関連用語

ドラGO!のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ドラGO!のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのドラGO! (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS