アンナ・チャップマン アンナ・チャップマンの概要

アンナ・チャップマン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/17 16:15 UTC 版)

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アンナ・チャップマン
生誕 アンナ・ヴァシーリエヴナ・クシチェンコ
(1982-02-23) 1982年2月23日(38歳)
ソビエト連邦
ロシア・ソビエト連邦社会主義共和国ヴォルゴグラード
住居 ロシアモスクワ
別名 アンナ・クシチェンコ
アーニャ・クシチェンコ
アーニャ・チャップマン
市民権 ロシア
イギリス(後に剥奪)
職業 企業家テレビ番組司会者ロシア連邦スパイ
著名な実績 不法入国者計画との関係
罪名 外国での不法な諜報活動
犯罪者現況 ロシアに追放
配偶者 アレックス・チャップマン(2001年-2006年)
ワシーリー(ヴァシーリー)・クシチェンコ
イリーナ・クシチェンコ

来歴

ロシア西部のヴォルゴグラードで、アンナ・ヴァシーリエヴナ・クシチェンコ英語: Anna Vasil’yevna Kushchyenkoロシア語: А́нна Васи́льевна Кущенко)として生まれる。父親は元ソ連国家保安委員会(KGB)の幹部職員で、現在はロシア政府外交官を務めるワシーリー(ヴァシーリー)・クシチェンコ(ロシア語: Василий Кущенко)。なお、イギリスの新聞デイリー・テレグラフ紙がロシアの新聞モスコフスキー・コムソモーレツ紙の情報として伝えるところによれば、クシチェンコはかつて同じKGBの諜報員を務め、現在はウラジーミル・プーチン首相の下で副首相を務めているセルゲイ・イワノフと、ケニアナイロビで同僚として働いていたという[3]

2003年にロシア諸民族友好大学経済学の学位を取得・卒業する。ただし、学歴については様々な情報があり、元夫のアレックス・チャップマン(後述)は、アンナはモスクワ大学で経済学の学位を取得したと証言している[4]。大学卒業後は、イギリスの航空会社ネットジェッツ・ヨーロッパ」や、投資銀行のバークレイズを経て、ヘッジファンドのNavigatoのマーケティング部長として勤務しているが、イギリスメディアではこの期間も諜報活動を行っていたのではとの見方が出ている。

2001年ロンドンのダンスクラブでイギリス人のアレックス・チャップマン(Alex Chapman)と出会い翌年に学生結婚。チャップマン姓とイギリス国籍を取得している。

2006年に離婚するも姓は変えず活動。同年10月、PropertyFinder Ltd.社(Domdot.ru)を設立し、その社長となる。 2007年7月~2008年3月、投資会社KIT Fortis Investmentsの副社長。退職後、モスクワに戻り、ベンチャー企業の経営・支援に従事した。

2010年2月、アメリカに核弾頭開発計画の情報を収集するスパイとしてアメリカへ入国、アメリカ人になりすまし、表向きにはマンハッタン不動産会社(NYCrentals.com)、ベンチャー企業TIME Venchures を経営する敏腕女性社長を演じ、諜報活動を行っていた。

逮捕

FBIのおとり捜査員が接近したところ2日以内にモスクワへ逃亡する意思を示したため2010年6月27日、他の9人のスパイとともに一斉検挙された。

アメリカメディアでは「ロシアスパイ団の驚くほど美しいアンナ・チャプマンが逮捕された」「アンナのグラマーショットをチェックせよ」等といった見出しが踊っている[5]Facebookには自らの写真・映像を公開していたことも判明した[6]。元夫によればIQは162あったとされる[7]

その後

統一ロシアの集会に参加した[8]

ロシアで一躍人気者となり、テレビ司会者として活躍。 一方では、ファンド・サービス・バンクの頭取顧問も務める。

2013年5月23日、ファンド・サービス・バンク取締役就任。

関連項目




  1. ^ 米国で拘束の女スパイ「美しすぎる」と話題
  2. ^ “「美人スパイ」が銀行取締役に”. NHKニュース (日本放送協会). (2013年5月24日). オリジナルの2013年5月25日時点におけるアーカイブ。. https://megalodon.jp/2013-0525-0018-19/www3.nhk.or.jp/news/html/20130524/t10014827921000.html 2013年5月25日閲覧。 
  3. ^ “Anna Chapman's father may have had 'serious Kremlin connections” (英語) デイリー・テレグラフ紙の記事(2010年7月10日掲載・2011年10月22日閲覧)。
  4. ^ “'Russia spy' Anna Chapman's husband: I thought I knew her” (英語) デイリー・テレグラフ紙の記事(2010年7月2日掲載・2011年10月22日閲覧)。
  5. ^ http://sankei.jp.msn.com/world/europe/100630/erp1006301128001-n1.htm 「ロシアの驚くほど美しい女スパイ」魅惑の動画像が米国中を席巻]
  6. ^ 注目集める「美人スパイ」=写真へのアクセス急増-米
  7. ^ 'Russia spy' Anna Chapman's husband: I thought I knew her
  8. ^ http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20101224/frn1012241631000-n1.htm


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