はり重 店舗

はり重

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/05 13:37 UTC 版)

店舗

本店は御堂筋道頓堀川を渡る道頓堀橋の南東角に位置し、2階にすき焼きしゃぶしゃぶを提供する日本料理店、1階はステーキビーフカツレツなどの洋食を提供するグリル、カレーショップおよび精肉販売店からなる。入り口や、店内の飲食空間はそれぞれ分かれている。戦後の1948年に建設された3階建の鉄筋コンクリート構造の建物であるが[16]、北面に3つ連ねた破風や、位置や階により変化を持たせた太格子風の意匠、角の灯籠風のサインがモダンな和風の店舗建築であると認められ、2023年に「生きた建築ミュージアム・大阪セレクション」第2期に選定された[17]

百貨店内の店舗は、近鉄百貨店上本町店と難波髙島屋大阪店にそれぞれ精肉販売店とイートインコーナー、大丸心斎橋店に精肉販売店とグリル、阪神梅田本店にグリルを出店している[18]

その他

  • 2005年10月8日放送の出没!アド街ック天国「なんば・道頓堀」の回では4位にランク入りした[19]
  • 著述家の菅野完は2017年に、南京の戦地から帰った祖父と幼少期の自身との最後の外食の思い出をつづった随筆『はり重のテキ』を著した[20]

脚注

外部リンク


注釈

  1. ^ 大宝寺通りに面した、通称アメリカ村の一角に位置する。開店当時の町名は南区大宝寺町西之町(大宝寺町西之丁とも[7])。1989年2月13日に南区と東区が統合して中央区となり、同時に施行された住居表示の実施に伴い西心斎橋1丁目および心斎橋筋1丁目となる[8]。町名の由来となった大宝寺は文禄2年(1593年)に当地に創建したが、大坂夏の陣後の元和年間(1615年~1623年)に天王寺区生玉寺町に移転した[9]
  2. ^ 催事への出店はこれ以前にもあった[12]

出典

  1. ^ a b c 株式会社播重”. ザ・ビジネスモール (20223-12-19). 2023年12月31日閲覧。
  2. ^ 会社概要(株式会社播重)
  3. ^ a b 料理に凝縮された、創業100年の伝統が紡ぐ味と技術「はり重グリル」”. 東京ウォーカー (2019年10月18日). 2023年12月28日閲覧。
  4. ^ a b c d 芸能文化の街、道頓堀の移り変わり。老舗精肉店が営む洋食店「はり重グリル」が見てきた風景”. LIFULL (2023年5月14日). 2023年12月25日閲覧。
  5. ^ はり重道頓堀本店 (PDF)大阪市役所都市整備局)
  6. ^ a b “この一品が客を呼ぶ:「はり重カレーショップ」ビーフワン”. 日食外食レストラン新聞. (2003年4月7日). https://news.nissyoku.co.jp/restaurant/grs-267-0031 2023年12月28日閲覧。 
  7. ^ 大宝寺町 (280000138300)(『日本歴史地名大系』地名項目データセット)
  8. ^ 町名の由来 中央区(旧南区)の町名(た行)”. 大阪市中央区役所 (2020年1月24日). 2023年12月27日閲覧。
  9. ^ 大阪新四十八願所_第34番_大寶寺
  10. ^ a b c はり重の歴史(株式会社播重)
  11. ^ "【はり重大宝寺店】今までありがとうございました" (Press release). はり重. 30 December 2023. 2023年12月31日閲覧
  12. ^ "【イベント情報】阪急百貨店うめだ本店" (Press release). はり重. 29 June 2016. 2023年12月27日閲覧
  13. ^ 【あの店のツウな味:はり重グリル】 あまから手帖コラボ”. 阪神百貨店 (2022年10月19日). 2024年1月1日閲覧。
  14. ^ すき焼”. 関西・大阪21世紀協会. 2023年12月27日閲覧。
  15. ^ はり重 道頓堀本店カレーショップ 藤本勇吾さんの「牛丼 秘密のテクニック」”. MBSラジオ「TOROMI SCOOP」 (2022年7月10日). 2023年12月28日閲覧。
  16. ^ 倉方俊輔柴崎友香『大阪建築 みる・あるく・かたる』京阪神エルマガジン社、2014年、88頁。ISBN 978-4-87435-455-1 
  17. ^ "「生きた建築ミュージアム・大阪セレクション」 第2期選定について" (Press release). 大阪市役所都市整備局企画部住宅政策課まちなみ環境グループ. 27 September 2023. 2024年1月1日閲覧
  18. ^ 各店舗のご案内(株式会社播重)
  19. ^ なんば・道頓堀”. テレビ東京 出没!アド街ック天国 (2005年10月8日). 2023年12月27日閲覧。
  20. ^ おっさん画報 はり重のテキ”. 幻冬舎 (2017年8月31日). 2023年12月28日閲覧。


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