はたらく細胞BLACK
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/12 14:57 UTC 版)
テレビアニメ
2021年1月から3月までTOKYO MXほかにて、テレビアニメが放送された[24]。2020年1月4日に公式ツイッターにてPVアニメが公開され[25]、同年4月16日にTVアニメ化の決定が告知された[26]。
本放送は「はたらく細胞アワー」として、第10話までは本編アニメ2期『はたらく細胞!!』、第11話以降は本編アニメ1期『はたらく細胞』ビデオマスター版セレクション放送との連続放送となった[27]。第3話と第4話は、通常とは異なる時間帯にて1時間スペシャルとして放送され[28]、全13話を11週で放送となった。
アニメーション制作はライデンフィルムが行い、その他スタッフも本編とは大幅に異なる。ナレーションは津田健次郎[12]。
原作では第1部および出張版と第2部以降は別の世界(体)での話であるが、アニメ版では第1部(第1 - 2巻)をベースに、出張版や第2部初期(第3巻)のエピソードも織り交ぜて一つの世界(体)の物語に再構成している。具体的には、原作第1話と出張版を基にアニメ版第1話が、原作第13・14話、第15・12話、第16・17話の各2話を基にアニメ版第6・7・8話がそれぞれ作られている。アニメ版第9話からは原作第6話以降の各話に基づくが、原作第6話の脂肪肝の場面がアニメ版第8話に取り込まれている。最終話となる第13話エピローグでは、原作の第2部プロローグ(原作第11話)だった輸血による別の世界(体)への転移が描かれたが、アニメ版続編製作についての告知は無い。
スタッフ
- 原作 - 原田重光、初嘉屋一生、清水茜[12][注 22]
- 監督 - 山本秀世[12]
- シリーズ構成・脚本 - 森ハヤシ[12]
- キャラクターデザイン - 安彦英二[12]
- メカニックデザイン - 氏家嘉宏[15]
- アクションエフェクト作画監督 - 神谷智大[15]
- 美術監督・美術設定 - 佐藤正浩、塚原千晶[15]
- 色彩設計 - 岡亮子[15]
- 撮影監督 - 髙津純平[15]
- 3DCGIディレクター - 原一晃[15]
- 編集 - 長谷川舞[15]
- 音響監督 - 田中亮[15]
- 音響効果 - 北方将実[15]
- 音楽 - 菅野祐悟[12]
- 音楽制作 - アニプレックス[15]
- 音楽プロデューサー - 山内真治
- プロデューサー - 高橋祐馬、伊藤洋平、曹聡、北澤史隆
- アニメーションプロデューサー - 横田幸介
- アニメーション制作 - ライデンフィルム[12]
- 製作 - アニプレックス、講談社、ネットイース、TOKYO MX[29][注 22]
主題歌
オープニング・エンディングともにPOLYSICSがゲストボーカルを迎える形で制作される。
- 「走れ!with ヤマサキセイヤ(キュウソネコカミ)」[30]
- オープニングテーマ。作詞・作曲はHiroyuki HayashiとFumi、編曲はPOLYSICS、ゲストボーカルはキュウソネコカミのヤマサキセイヤ。
- 「上を向いて運ぼう with 赤血球 & 白血球」[30]
- エンディングテーマ。作詞・作曲・編曲はHiroyuki Hayashi。ゲストボーカルは赤血球(榎木淳弥)と白血球(日笠陽子)。
各話リスト
話数 | サブタイトル | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 | 総作画監督 | 初放送日 |
---|---|---|---|---|---|---|
第一話 | 喫煙、細菌、終わりの始まり。 | 山本秀世 | 北村淳一 | 緒方厚 | 安彦英二 | 2021年 1月10日 |
第二話 | 肝臓、アルコール、誇り。 | 木村寛 | なまためやすひろ | 氏家嘉宏 | 1月17日 | |
第三話 | 興奮、膨張、虚無。 | 藤代和也 | 清水勝祐 |
| 1月19日 | |
第四話 | 最前線、淋菌、葛藤。 | 有冨興二 |
|
|
||
第五話 | 過重労働、脱毛、錯乱。 | 山崎立士 | 三好和也 | 氏家嘉宏 | 1月24日 | |
第六話 | 腎臓、尿路結石、涙。 | 曽根利幸 | 三橋桜子 | 安彦英二 | 1月31日 | |
第七話 | カフェイン、誘惑、嫉妬。 | 池田重隆 | 村山靖 | 緒方厚 | 氏家嘉宏 | 2月7日 |
第八話 | ふくらはぎ、肺血栓、機転。 | 山本秀世 | 藤代和也 | 清水勝祐 | 安彦英二 | 2月14日 |
第九話 | 異変、水虫、働く意味。 | 木村寛 |
|
| 2月21日 | |
第十話 | 胃潰瘍、友情、喪失。 | 西田正義 | 有冨興二 | 三好和也 |
| 2月28日 |
第十一話 | 自暴自棄、痛風、反乱。 | 北村淳一 |
| 氏家嘉宏 | 3月7日 | |
第十二話 | 復帰、心臓、終焉。 | 山本秀世 | 曽根利幸 |
| なまためやすひろ | 3月14日 |
第十三話 | 心筋梗塞、蘇生、変化。 | 有冨興二 |
|
| 3月21日 |
放送局
放送期間 | 放送時間 | 放送局 | 対象地域 [31] | 備考 |
---|---|---|---|---|
2021年1月10日 - 3月21日 | 日曜 0:00 - 0:30(土曜深夜) | TOKYO MX | 東京都 | 製作局 |
とちぎテレビ | 栃木県 | |||
群馬テレビ | 群馬県 | |||
BS11 | 日本全域 | BS放送 / 『ANIME+』枠 | ||
日曜 3:08 - 3:38(土曜深夜) | 毎日放送 | 近畿広域圏 | 『アニメシャワー』第3部 | |
日曜 21:30 - 22:00 | AT-X | 日本全域 | CS放送 / リピート放送あり | |
2021年1月11日 - 3月22日 | 月曜 1:50 - 2:20(日曜深夜) | RKB毎日放送 | 福岡県 | |
月曜 1:55 - 2:25(日曜深夜) | 北海道放送 | 北海道 | ||
2021年1月13日 - 3月24日 | 水曜 3:05 - 3:35(火曜深夜) | テレビ愛知 | 愛知県 | |
2021年3月20日 - 6月12日 | 土曜 1:55 - 2:25(金曜深夜) | 山陰放送 | 鳥取県・島根県 | 『森谷佳奈のアニ物語』枠[32] / 第3話・第4話を含む |
放送日 | 放送時間 | 放送局 | 対象地域 [31] | 備考 |
---|---|---|---|---|
2021年1月19日 | 火曜 1:40 - 2:40(月曜深夜) | TOKYO MX | 東京都 | 製作局 |
火曜 2:00 - 3:00(月曜深夜) | BS11 | 日本全域 | BS放送 | |
火曜 3:10 - 4:10(月曜深夜) | 毎日放送 | 近畿広域圏 | ||
2021年1月20日 | 水曜 1:55 - 2:55(火曜深夜) | RKB毎日放送 | 福岡県 | |
月曜 1:55 - 2:25(日曜深夜) | 北海道放送 | 北海道 | ||
2021年1月22日 | 金曜 18:00 - 19:00 | AT-X | 日本全域 | CS放送 / リピート放送あり |
2021年1月23日 | 土曜 1:30 - 2:30(金曜深夜) | とちぎテレビ | 栃木県 | |
群馬テレビ | 群馬県 | |||
2021年1月25日 | 火曜 3:00 - 4:00(火曜深夜) | テレビ愛知 | 愛知県 |
配信開始日 | 配信時間 | 配信サイト |
---|---|---|
2021年1月10日 | 日曜 0:00 - 0:30(土曜深夜) | ABEMA |
日曜 12:00 更新 | dアニメストア(本店・for Prime Video) | |
2021年1月12日 | 火曜 12:00 更新 | |
火曜 23:30 - 水曜 0:00 | ニコニコ生放送 |
TOKYO MX 日曜 0:00 - 0:30 | ||
---|---|---|
前番組 | 番組名 | 次番組 |
はたらく細胞BLACK
|
BD / DVD
巻 | 発売日[34] | 収録話 | 規格品番 | |
---|---|---|---|---|
BD限定版 | DVD限定版 | |||
1 | 2021年2月24日 | 第1話 | ANZX-14701/2 | ANZB-14701/2 |
2 | 2021年3月24日 | 第2話 - 第3話 | ANZX-15103/4 | ANZB-15103/4 |
3 | 2021年4月28日 | 第4話 - 第5話 | ANZX-15105/6 | ANZB-15105/6 |
4 | 2021年5月26日 | 第6話 - 第7話 | ANZX-15107/8 | ANZB-15107/8 |
5 | 2021年6月23日 | 第8話 - 第9話 | ANZX-15109/10 | ANZB-15109/10 |
6 | 2021年7月28日 | 第10話 - 第11話 | ANZX-15111/2 | ANZB-15111/2 |
7 | 2021年8月25日 | 第12話 - 第13話 | ANZX-15113/4 | ANZB-15113/4 |
Webラジオ
テレビアニメ『はたらく細胞!!』と『はたらく細胞BLACK』の合同ラジオ『一緒に「はたらく細胞」らじお』が、テレビ放送に合わせて2021年1月6日から音泉にて隔週水曜に配信[35]。
パーソナリティは『はたらく細胞!!』の白血球(好中球)役の前野智昭、『はたらく細胞BLACK』の赤血球(AA2153)役の榎木淳弥と白血球(1196)役の日笠陽子が担当する[35]。
- ^ 「がん、検診、予防。」はページ単位に再構成されている。
- ^ 好中球を始めとする顆粒球を輸血する療法で、一定数の赤血球が混入する。
- ^ 見開きのタイトルページでAA2153の隣に並んでいる。
- ^ a b アニメ版第9話は原作第6話に当たるが、新人研修のシーンはアニメのオリジナルである。
- ^ a b キャストのクレジットはいずれも単に「赤血球」。「先輩赤血球」「後輩赤血球」は本記事における便宜上の呼称。
- ^ 原作第12話に基づく。
- ^ 原作第16話に基づく。
- ^ 原作第17話に基づく。
- ^ a b c 第34話で個体番号判明。
- ^ 第8話で尿酸結晶を攻撃する(結果として痛風を引き起こす)際には火器も使用している。
- ^ 第13話と第15話の扉絵で、腕章に番号が書かれているのが見える。
- ^ 脳細胞は神経細胞とグリア細胞に大別されるが、どちらなのかあるいは両方とも含んでいるのかは作中では明記されていない。
- ^ このうち司令と主にやり取りしているのは中村演じる茶髪・ポニーテールの女性オペレーター。
- ^ 以上の括弧内はアニメ版のキャストのクレジットに「脳細胞(○○)」の形で表記されているもので、原作・アニメ共に作中では呼称に用いられていない。
- ^ 本記事における便宜上の呼称。作中では固有の呼び名がない。キラーT細胞の仲間内では、初登場時も、第44話で後輩のナイーブT細胞(のちの制御性T細胞)の教育を任される際にも「新米」と呼ばれる。
- ^ 第26話で、糖尿病により右足小指が切断された跡をふさぐため多血小板血漿(PRP)療法が行われた際は、安全帯にパラシュートを付けて降下している。
- ^ 久保演じるリーダー格の血小板のみ、アニメ版公式サイトのキャラクターのページに「血小板」として掲載されている(「リーダー格」は本記事における便宜上の呼称)。
- ^ アニメ版で判明。
- ^ 野球帽型の作業帽を持つが、帽子をかぶるのは最後の1コマだけである。
- ^ 原作にもこれに相当するキャラクターは登場するが、アニメ版とは容姿が異なり、出番もAC1677に声をかける1コマのみである。
- ^ こちらはコオロギのような外見をしたロボットとなっている。
- ^ a b アニメ版の著作権者表記は「©原田重光・初嘉屋一生・清水茜/講談社・CODE BLACK PROJECT」となっている。
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