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ぜん‐しゅう〔‐シフ〕【全集】

読み方:ぜんしゅう

ある人物の著作をすべて集めて編集した書物

同種類・同時代などの基準で、作品広く集めて編集した書物


全集

作者谷口次男

収載図書ありがと
出版社彩図社
刊行年月2003.4
シリーズ名ぶんりき文庫


全集

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/24 16:46 UTC 版)

全集(ぜんしゅう、: opera omnia: complete works)という言葉は、主に特定の人物の全著作、全文章を収録したもの、または主な著作等を選び編集したもの、また特定の時代・国や地域の主要な文学的著作を編纂したもの、和洋の美術・歴史的文化財を撮影した写真をまとめたもの(日本古典文学全集、世界美術全集など)などに使われる。「全集」という言葉を字義通りに解釈すれば、たとえば特定の作家の全集の場合、作品だけでなく日記、書簡、雑記やメモその他、著者の手になる文章すべてを収録する完全全集ととれるが、実際には、一般の読者にとって一定程度以上の意味のあるものだけを選んで編集したものを「全集」と名づける場合が多い。ところで、有限な「全集」に誰の何を入れ、幾巻をさくか、誰、何をいれないかという選択は、すぐれて編集的行為であり、このうえなく具体的な批評でもあり得る(たとえば紙上のプランとしては丸谷才一三浦雅士鹿島茂の『文学全集を立ちあげる』(2006年、文藝春秋)があり、実際に池澤夏樹は個人編集というかたちで、『池澤夏樹=個人編集 世界文学全集』・『池澤夏樹=個人編集 日本文学全集』を河出書房新社より刊行した。また、坪内祐三は、みずからが編集した筑摩書房の「明治の文学」のシリーズで饗庭篁村に1巻を割いたことを特徴として自負していた。)中国文学者の高島俊男は、大学で講義した際に「明治文学全集には高島先生の言った『○○作の××』という作品は入っていない。ゆえにそんな作品は存在しない、嘘を言わないで下さい」と(「全集」という言葉を字義通りに解釈した)大学生に詰め寄られたという(あまりにその学生が愚かすぎて信じがたいほどの)体験を書き残している。ただし、中国古典においては、『全唐詩』『全宋詩』などに、その時代の遺存する全作品が収録されているので、それを日本に敷衍して解釈した可能性もある。




「全集」の続きの解説一覧

全集

出典:『Wiktionary』 (2021/08/14 00:36 UTC 版)

名詞

ぜんしゅう

  1. ある人の著作全て集めた書物
  2. 種類、同時代著作広く集めた書物

発音(?)

ぜ↗んしゅー

「全集」の例文・使い方・用例・文例

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