全電気航続距離とは? わかりやすく解説

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全電気航続距離

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/21 04:44 UTC 版)

全電気航続距離[1](ぜんでんきこうぞくきょり、英語: all-electric range、略称AER)は、所定の走行サイクル英語版にしたがい、車載バッテリーパックの電力のみを使用した電気自動車の最大航続距離である。二次電池式電気自動車の場合は、1回の充電での最大航続距離を意味する。プラグインハイブリッド車(PHEV)の場合は、燃料の燃焼と車載バッテリーパックの両方を利用する充電維持モード(プラグイン走行)ではかなり遠くまで走行できるため、充電枯渇モード英語版での最大航続距離を意味する。

PHEVの場合、ドライブトレインの設計が異なるため、AERの計算はより複雑になる。フィスカー・カルマのようにシリアル・ハイブリッド方式を採用している車は、AERが明確である。同様に、シボレー・ボルトのように、電気モード時に内燃機関をドライブトレインから切り離す車は明確なAERを持っているが、内燃機関と電気モーターを併用するブレンドモードのPHEVは、ガソリンと電気を同時に使用するため、明確なAERを持っていない。等価AER(Equivalent AER)は、このアーキテクチャーを採用した車両のAERである。この計算の一例は、アルゴンヌ国立研究所の "TEST PROCEDURES AND BENCHMARKING Blended-Type and EV-Capable Plug-In Hybrid Electric Vehicle" という報告書に記載されている[2]

この手順では、以下の式を用いてブレンドモードで走行する車両の等価AERを算出している。




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