かんとう‐に〔クワントウ‐〕【関東煮】
読み方:かんとうに
⇒関東煮(だ)き
おでん
(関東煮 から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/03 04:57 UTC 版)
おでんは、日本料理のうち、煮物の一種である。鍋料理にも分類される[1]。鰹節と昆布でとった出汁(だし)に味を付け[2]、種と呼ばれる様々な具材を入れて長時間煮込む[2]。おでん種としては、薩摩揚げ、はんぺん、焼きちくわ、つみれ、こんにゃく、大根[3]、芋[4]、がんもどき[1]、牛すじ、ゆで卵、厚揚げなどがある。おでん種、つけだれの種類は地域や家庭によって異なる[5]。
注釈
出典
- ^ a b "おでん". 日本大百科全書. 小学館.。ただし、同書の「鍋料理」の項目には、「食卓に鍋と熱源を備え、料理しながら食べる料理」とあって、その種類におでんは含まれていない。『日本国語大辞典』や『広辞苑』でも「おでん」の項目に「鍋料理」の文字は無い。
- ^ a b "おでん". 世界大百科事典. 平凡社.
- ^ "おでん". 大辞泉. 小学館.
- ^ "おでん". 日本国語大辞典. 小学館.
- ^ 新井由己『日本全国おでん物語』生活情報センター、2005年。ISBN 978-4861261565。
- ^ "女房言葉". 日本国語大辞典. 小学館.
- ^ "おでん". 新明解国語辞典 (7 ed.). 三省堂.
- ^ "田楽". 新明解国語辞典 (7 ed.). 三省堂.
- ^ 丸善食品総合辞典 p.164
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- ^ 曽谷学川(醒狂道人何必醇)、『豆腐百珍』、コマ番号63、天明3年。
- ^ 直接の引用は『平凡社大百科事典』第三巻(1943年)
- ^ a b "オデン". 大百科事典. Vol. 3. 平凡社. 1943–1944. p. 151. https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1799515
- ^ 喜田川, 季荘『守貞謾稿』 巻6(生業)、コマ番号41頁 。
- ^ a b 長谷川彰「醤油醸造業史研究の回顧と展望」(PDF)『桃山学院大学経済経営論集』第33巻第4号、桃山学院大学、1992年、29-54頁。
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- ^ 「コンビニおでん」販売縮小『日経MJ』2021年11月17日コンビニ・フード面
- ^ “ビブレ前のおでん屋台は完全に姿を消したのか? 後編”. はまれぽ (2016年3月1日). 2018年2月14日閲覧。
- ^ 「“熱い”真夏のコンビニおでん戦争 値下げ、だし改良、品ぞろえ…」『産経新聞』2007年8月28日
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- ^ a b 笠井清志 (2009年1月28日). “おでんが最も売れる時期は、冷え込む1〜2月ではない”. BizCOLLEGE(日経BPnet). 日経BP社. 2015年12月13日閲覧。
- ^ 「おでん缶」-インパクトの強い缶詰を開発する|飲食品でヒット商品をつくる|J-Net21[中小企業ビジネス支援サイト] 中小企業基盤整備機構(2016年5月20日閲覧)
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- ^ 『マニマニ 出雲大社松江鳥取』JTBパブリッシング、2016年、97頁。ISBN 978-4533111044。
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- ^ 南 2013, pp. 3 & 38.
- ^ カシハラ@姐御 (2016年7月31日). “サンクスとファミマの経営統合で「チビ太のおでん」はどうなる!?”. エキサイトニュース. 2021年4月15日閲覧。
- ^ 南 2013, p. 40.
- ^ コジマ (2016年1月4日). “「チビ太のおでん」復活! おそ松さん効果(かもしれない)”. アスキーグルメ. 角川アスキー総合研究所. 2021年4月15日閲覧。
- ^ 南 2013, p. 39.
関東煮(かんとだき)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 14:32 UTC 版)
「ごちそうさん (2013年のテレビドラマ)」の記事における「関東煮(かんとだき)」の解説
第12週に登場(第71回)。関東大震災が発生し、め以子と桜子の恩師である宮本先生が火事に巻き込まれて亡くなったとの情報が入る。食の大切さと、料理を通じて自らを磨く道を示してくれた先生への弔いとして、桜子は大阪で「関東煮」と呼ばれて親しまれているおでんを囲むことをめ以子に提案する。また、室井は、震災の余震で鍋が倒れても最後まで残っていた「鍋底の大根」のように、震災で命を落とした人々の分まで全力で生き抜かねばならないと思いの丈をつづる。
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