金肥とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > 産業 > 農業 > 肥料 > 金肥の意味・解説 

かね‐ごえ【金肥】

読み方:かねごえ

⇒きんぴ(金肥)


きん‐ぴ【金肥】

読み方:きんぴ

金銭払って買う肥料化学肥料などのこと。自給肥料に対していう。かねごえ


金肥

読み方:キンピ(kinpi)

金を出して購入した肥料


金肥

読み方:きんぴ

  1. 〔俗〕化学肥料その他の人造肥料をいふ。
  2. 化学肥料のような人造肥料をいう。
隠語大辞典は、明治以降の隠語解説文献や辞典、関係記事などをオリジナルのまま収録しているため、不適切な項目が含れていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

金肥

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/30 01:28 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動

金肥(きんぴ/かねごえ)とは、購入肥料(こうにゅうひりょう)とも呼ばれ、農家がお金を出して購入する肥料を指す[1]。これに対し、刈敷草木灰厩肥など農家による自家生産が可能な肥料を自給肥料と呼ぶ[2]

概要

日本では江戸時代中期に都市の発達による商品作物流通の増加と貨幣経済の発達が、金肥の需要・供給の双方の増加をもたらした。この時代の金肥の代表格は干鰯鰊粕などの魚肥や菜種油胡麻油綿実油などを生産する時に生じる油粕などであり、特に干鰯は都市に干鰯問屋が形成されるなど広く用いられた。近代以後になると、人工的・工業的に生産された化学肥料が中心的な役目を占めるようになった。

金肥は栄養効率が良くかつ自給肥料を確保するための時間を節約することが可能であったことから、時代が下るにつれて広く用いられるようになった。また、十分な自給肥料の確保が望めない低湿地への農地拡大に対しても影響を与えた。

出典

  1. ^ デジタル大辞泉. “金肥” (日本語). コトバンク. 2021年1月15日閲覧。
  2. ^ デジタル大辞泉. “自給肥料” (日本語). コトバンク. 2021年1月15日閲覧。

参考文献

  • 三橋時雄「金肥」(『国史大辞典 4』(吉川弘文館、1984年) ISBN 978-4-642-00504-3



金肥と同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「金肥」の関連用語

金肥のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



金肥のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
皓星社皓星社
Copyright (C) 2025 株式会社皓星社 All rights reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの金肥 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS