模合
模合
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/04 02:12 UTC 版)
模合(もあい、もやい[1][2]、琉:ムエー[3])とは、もやうことで、共同とか共同生産を意味することばであったが、生産形態の変化にともなって寄り合いや共同生産の意味合いを失い、複数の個人や法人がグループを組織して一定額の金銭を払い込み、定期的に1人ずつ順番に金銭の給付を受け取る金融の一形態を指すようになった[1][2]。沖縄県や鹿児島県奄美群島において、本土における頼母子講・無尽講に相当する相互扶助システムとしてこの名称が残り、沖縄ではその他、寄合(ユレー、ユーレー)とも呼ばれる[4][5]。
- ^ a b c コトバンク 世界大百科事典 模合(読み)もやい
- ^ a b c コトバンク 百科事典 催合(読み)もやい
- ^ a b c d 渡邊欣雄他(編)、2008、『沖縄民俗辞典』、吉川弘文館 pp. p502.「ムエー」
- ^ a b c d 沖縄大百科事典刊行事務局、1983、『沖縄大百科事典』、沖縄タイムス pp. 下・658 「模合」
- ^ 与那 p.6
- ^ 「沖縄を知る事典」編集委員会(編)、2000、『沖縄を知る事典』、日外アソシエーツ pp. 207
- ^ a b 沖縄・韓国比較社会文化研究会(編)、2001、『韓国と沖縄の社会と文化』 pp. pp.11-43
- ^ a b c d e f 都会生活研究プロジェクト 沖縄チーム、2009、『沖縄ルール リアル沖縄人になるための49のルール』、中経出版 pp. 94
- ^ a b 下川祐治、好きになっちゃった編集部、2006、『もっと好きになっちゃった沖縄』、双葉社 pp. 144
- ^ 模合帳には何が書かれているのか -2015/11/22閲覧
- ^ これらの模合を「ゴロゴロ模合」という。
- ^ 「模合崩れ」という。
- ^ 与那 p.3, pp.6-8
- ^ 与那 pp.12-13
- ^ 与那 p.3
- ^ 琉球政府文化財保護委員会、1972、『沖縄文化史事典』、東京堂出版 pp. 382
- ^ “沖縄知事、辺野古デモに「3密にならないように」”. 産経新聞. (2020年4月10日) 2020年4月10日閲覧。
- ^ 山梨県民が楽しみにしている「無尽」の習慣って一体何?
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