家具大工
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/01 00:45 UTC 版)
家具大工(かぐだいく)は、家具を作る大工。指物師とも。(箪笥職人、家具職人と呼称されることが多い)主に葛籠(竹製ではない)、ちゃぶ台、茶箪笥、箪笥(階段箪笥、薬箪笥)などを造っていた。 家具大工は昔から四方転びと呼ばれる踏み台の出来で腕前を評価された。昔は家屋大工と明確な区別がなかったが、この様に小さな家具も日常的に造っていたので現在では分業している。明治維新以降、神戸と横浜では西洋家具が造られる様になった。横浜では駕籠、馬具職人が転職したのに対し神戸では中国、四国地方を中心とした船大工技術を伝承する塩飽大工という寺社大工集団の一部が転職したといわれている。この様なことから和箪笥職人と西洋家具職人と区分けされる由縁である。
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