フェイントモーション
装うことや牽制、陽動作戦を意味する。ラリーでは、中速のカーブで車両をスムーズに旋回させるために、いったん逆方向に操舵して車両の自転を起こし、その慢性を利用して旋回する操縦方法。タイヤのグリップ力はある程度まで荷重を加えると高まるが、その特性をサスペンションの動きを使って利用したのがこのテクニック。コーナーとは反対方向にステアリングを切ることで、一度イン側のサスペンションを縮め、その復元力によってアウト側により大きな荷重をかけてコーナリングすることをいう。
フェイントモーション
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/09 17:29 UTC 版)
「ドリフト走行」の記事における「フェイントモーション」の解説
コーナー進入時に、一旦旋回方向とは逆にステアリングを切る行為。これによりオーバーステアを意図的に誘発してドリフトを起こす。ステアリングをアウト側に切ったのちイン側に切ると、サスペンションの戻る力と遠心力が合わさってイン側にロールしていた車体が一気にアウト側へロールする。同時にヨー方向の慣性力が生まれ、車体は急激にコーナーのインにノーズを向ける挙動を示す。ラリーで多用され「ラリークイック」「スカンジナビアン フリック」とも呼ばれる。ちなみに漫画『サーキットの狼』では逆ドリフトと言っていた。
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