傾斜台
クルマをテーブルに載せて、任意の角度に傾ける試験設備をいう。路面勾配の模擬のほか、クルマを傾けることによって重力による横力や前後力を発生させ、旋回状態や制動、加速状態を模擬することができる。最大安定傾斜角の測定やサス特性、ロール特性、荷重移動、ガソリンタンクの給油性能など多様な検討が可能であり、静的に簡便に使える試験機として重宝される。ただし、傾けることによって接地方向の荷重が減少するため、タイヤやサスペンションスプリングのたわみが減るなど、実際の状態に必ずしも一致しない。
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