静こわさ

大車林

静こわさ

英語 static stiffness

構造物に静的な力、または静的なモーメントを加えると、それら力に対応した静的な変位・変形が生じる。このような単位静的変位を生じさせるための静的力を静こわさ、あるいは静剛性ともいい、構造物の変形のしにくさを表す特性値である。この値が大きいほど外力による変形がしにくい。工作機械のような精密機械では、工作精度を確保するための重要な評価パラメーターのひとつであるが、どの剛性レベルが最適かは単にコストの視点だけでなく、その構造体の振動系との兼ね合いで難しい課題である。

※「大車林」の内容は、発行日である2004年時点の情報となっております。