静不釣合い
ローターを回転軸心で回転させると、あらゆる構成部分に遠心力が働く。この遠心力が回転軸心に対して対称に分布していれば、逆方向に働く遠心力は互いに打ち消し合うので回転軸にはなんの力も作用せず、このときローターは釣り合いの状態にあるという。これに対して、遠心力が回転軸心に対して非対称で一方が大きいと、結果としてその差に相当する力が回転軸に加わる。この力の差を起こさせるもととなるローターの質量分布の不ぞろいを不釣合いという。剛性ローターの重心慣性軸心が回転軸心と平行を保って偏っているような不釣合いの状態を静不釣合いという。
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