ソーシャルダンピング
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/18 02:35 UTC 版)
ソーシャルダンピング(英: social dumping)とは、極端に低位な賃金水準や劣悪な労働条件を利用したダンピング(不当廉売)[1]。社会的投売(しゃかいてきなげうり)とも称される現象で、特に国家・社会的規模でのダンピング(不当廉売)を伴った輸出を行うことを指す。
- ^ a b c d e f g 奥和義「ソーシャル・ダンピング論議について - 日本におけるソーシャル・ダンピング問題(1) -」『経済論叢』第139巻、京都大学経済学会、1987年、 236-254頁。
- ^ a b 関岡英之『国家の存亡』PHP新書、92-94頁
- ^ 1933年(昭和8年)2月に当時の富士紡績(現・富士紡ホールディングス)が調査した資料によると、当時の紡績業労働者の賃金は1週あたりにしてイギリスの32%・アメリカの17%しかなく、同様に綿糸1梱あたりにしてもイギリスの42%・アメリカの27%に過ぎなかった。
- ^ 欧米諸国の本音はブロック経済の確立と安価な外国製品の排除にあったと見られる。だが、これに反発した日本も独自のブロック(日満経済ブロック)形成に奔る事になり、十五年戦争に向かう原因の一つになる。
- ^ “ユンケル委員長、独自のEU改革案を提案-2017年EU一般教書演説の注目点(2)-”. 日本貿易振興機構. 2021年11月15日閲覧。
- 1 ソーシャルダンピングとは
- 2 ソーシャルダンピングの概要
- 3 参考文献
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