シフト時間(MT)
変速操作をする場合に、シフトを開始して終了するまでの時間をいう。同期時間がシフト時間の大半で、シンクロナイザーリングがギヤやクラッチディスクの回転を同期させる時間である。シフトアップよりもダウンのほうがクラッチディスクの回転を上げる方向のため時間がかかり、低段位のシフトダウンのほうが回転差は大きいので時間がかかる。クラッチディスクの径の大きいほうが慣性モーメントは大きいので時間がかかり、オイル粘度が高いと回転抵抗が大きくなり時間がかかる。そのほか、同期前のスリーブがシンクロリングを押し付けるまでの時間と、同期後のスリーブがギヤスプラインに噛み合いシフトが完了するまでの時間がある。
変速時間
ATにおいて、次段位係合摩擦要素が係合しはじめる変速開始時点から、係合要素が滑らなくなる変速終了時点までに要する時間。この時間は、係合要素のトルク容量(クラッチ容量)がエンジントルクと適合しているか、解放要素の解放タイミングが係合要素係合トルク目標値になったときに解放されているかなどで決まる。前者はトルク容量が低いと時間を長く要するためクラッチが発熱し、トルクの容量が高いと変速ショックが大きく時間は短い。
「shifting time」の例文・使い方・用例・文例
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