ロードノイズ
走行中、路面の刺激によって車室内に発生する騒音のこと。路面の凹凸によってタイヤが弾性振動し、その振動が懸架系、車体に伝達されて音を発するもので周波数は50~500Hzである。20~50Hzの低周波音(ドラミング)をロードノイズに含めることもある。タイヤ、懸架系、車体の弾性体としての固有振動や、タイヤ、車室の空洞共鳴が励起されるためロードノイズは独特の周波数スペクトルを有する。通常、乗用車では80Hz付近、200~300Hzに大きいスペクトルをもつ。タイヤから車体までの構造体の固有振動数の分散、振幅の低減、結合部分におけるマウントの振動絶縁性向上などにより、ロードノイズの低減がはかられる。
- road noiseのページへのリンク