i2i
別表記:image to image
「i2i」とは、いわゆるAI画像生成において、AIに既存のイラストを読み込ませて学習させ、その学習に基づく画像を出力させることである。「i2i」は「image to image」の略である。他人のイラストを使用したi2iの違法性(著作権の侵害に該当する可能性が高いということ)が指摘されている。
i2iの手法を用いると、元のイラストをさらに洗練させたり、加飾したり、画風を微妙に変えたり、あるいは画風を維持して構成を変えたり、といった改編が簡単にできる。これを使えば、たとえば自分で手早く描いたイラストをAIに補完させて完成度を上げることができる。好きなイラストレーターの画風を模倣した新規のイラストを生成することも可能になる。
ただし、i2iで他人の著作物であるイラストや写真を使って画像生成する行為は、他人の著作物の無断使用であり、これを自身の著作物として発表することは「盗作」であり著作権法違反に該当する可能性がある。i2iのこのような使い方は「AIを使ったトレパク」のように表現されることがある。
i2iの使用そのものは違法というわけではなく、自分で描いたイラストやパブリックドメインの画像を土台とした画像生成は全く違法性はない。他者の著作物をi2iの元データとして使用した場合も、必ずしも著作権の侵害にあたるとは言い切れず、画像の類似性などを検証して事例ごとに判断することになる。
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