アドビ‐アクロバット【Adobe Acrobat】
Adobe Acrobat
Adobe Acrobatとは、Adobe Systemsが販売する、PDFファイルを作成・編集するためのアプリケーションソフトである。
Adobe Acrobatを用いると、ExcelやWordなど他のアプリケーションソフトで作成した文書をPDFファイルに変換したり、ひとつのPDFファイルに複数ファイルを格納したりすることができる。
Adobe Acrobatで作成したファイルは、Adobe Systemsが無償で配布している専用のビューア「Acrobat Reader」をインストールすることによって、Windows、Macintosh、UNIXなどが混在する環境でも閲覧できる。そのため、官公庁の文書をはじめ様々な場面で、ネットワーク上での文書共有フォーマットとして利用されている。
参照リンク
Adobe Acrobat - (Adobe)
| ソフトウェア: | Adobe Reader Adobe InDesign Adobe Acrobat ComicStudio dpi DTP Display PostScript |
Adobe Acrobat
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/05/15 19:12 UTC 版)
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| 開発元 | アドビ | ||||||||
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| 対応OS | クロスプラットフォーム | ||||||||
| 種別 | PDFライター | ||||||||
| ライセンス | プロプライエタリ | ||||||||
| 公式サイト | www |
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| 開発元 | アドビ |
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| 最新版 |
Adobe Acrobatと共通
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| 対応OS | クロスプラットフォーム |
| 種別 | PDFビューア |
| ライセンス | プロプライエタリ |
| 公式サイト | Adobe Acrobat Reader |
Adobe Acrobat(アドビ・アクロバット)は、 アドビが開発・販売する、Portable Document Format (PDF) ファイルを作成・閲覧・編集・管理するためのソフトウェアである。
閲覧専用の無償版「Acrobat Reader」と、作成や編集・ドキュメント処理機能を備えた有償版「Acrobat Standard」「Acrobat Pro」が提供されている。
2023年現在、Adobe Acrobatのアクティブユーザー数は毎月数億人にのぼり、行政サービスのデジタル化など多くの文書の電子化で用いられている[6]。
製品群
1993年6月15日に最初のAdobe Acrobat 1.0がアメリカで発表され[7]、かつては買い切りの永続ライセンス形式であった。この形式は2020年6月1日発売のAdobe Acrobat 2020までリリースされ、終了した。
2015年からは並行してサブスクリプションライセンス形式で提供されている。
永続版のバージョン履歴
- Acrobat 3.0
- 1996年6月3日アメリカで発表[8]、11月より販売開始。
- このバージョンから日本語をはじめとする2バイト文字に対応したPDF1.2に対応。
- 1997年5月9日、初の日本語版となる「Acrobat 3.0J」を発売[9]。
- 文書ファイルをPDF形式に変換する「Acrobat Distiller」、PDFファイルを編集する「Acrobat Exchange」、PDFファイルを閲覧する「Acrobat Reader」の3ソフトから構成されている。
- Acrobat 5.0
- 2001年4月27日発売[12]。
- Acrobat 6.0
- 2003年5月16日発売[13]。
- このバージョンからProfessional、Standard、Elementsのエディションが設けられた。
- Acrobat 7.0
- 2005年1月21日発売[14]。Professional、Standardの2つのエディションのみが発売。
- 2005年4月22日、Elementsが追加発売[15]。
- このバージョンからオンラインアクティベーションが導入された。
- 2009年12月28日サポート終了[16]。
- 2012年12月13日、アクティベーションサーバーが運用終了した[17]。このため新規でインストールすることができなくなった。ユーザーにはアクティベーション不要版のソフトが配布された。
- Acrobat 3D
- 2006年1月23日、アメリカで発売[18]。
- 2006年2月17日、日本語版発売[19]。
- Acrobat 7.0 Professionalの機能に加えて3Dモデルの表示/編集に対応した。
- 2011年1月30日サポート終了[20]。
- Acrobat 8
- 2006年11月17日発売[21]。Professional、Standardの2つのエディションがある。
- 2011年11月3日サポート終了[20]。
- 2017年7月、アクティベーションサーバーが運用終了した[22]。このため新規でインストールすることができなくなった。ユーザーにはアクティベーション不要版のソフトが配布された。
- Acrobat 3D Version 8
- 2007年5月15日発売[23]。
- Acrobat 8 Professionalの機能に加えて、主要なCADアプリケーションで作成した3DデータをPDFファイルに変換できる機能を持つ。
- 2012年5月29日サポート終了[20]。
- アクティベーションサーバーの運用は終了したため、新規でインストールすることができなくなった[24]。
- Acrobat 9
- 2008年7月11日発売[25]。Pro Extended、Pro、Standardの3つのエディションがある。
- これまで別版として用意していた3D機能が統合された[26]。
- 2013年6月26日サポート終了[27]。
- アクティベーションサーバーの運用は終了したため、新規でインストールすることができなくなった[24]。
- Acrobat X
- 2010年11月15日にダウンロード版の販売開始、12月1日にパッケージ版の販売開始[28]。Pro、Standardの2つのエディションがある。
- 2015年11月15日サポート終了[29]。
- アクティベーションサーバーの運用は終了したため、新規でインストールすることができなくなった[24]。
- Acrobat XI
- 2012年10月26日発売[30][31]。Pro、Standardの2つのエディションがある。
- 2017年10月15日サポート終了[32]。
- アクティベーションサーバーの運用は終了したため、新規でインストールすることができなくなった[24]。
- Acrobat DC(2015)
- 2015年4月8日発売[33]。当時の商品名は「DC」だが、サブスク版との区別や、のちのバージョンとの一貫性のために、サポートサイトなどでは、「Acrobat 2015」や「Acrobat DC(2015)」と表記されることもある。Pro、Standardの2つのエディションがある。
- 2020年4月7日サポート終了[34]の予定だったが、2020年7月7日に延長された[35]。
- Acrobat 2017
- 2017年6月7日発売。
- 2022年6月6日サポート終了[36]。
Acrobat Reader
PDFの閲覧に特化したバージョンである。初期のバージョンでは有料販売されていたが[39]、のちに無償で配布されるようになった。Acrobat Reader DC、Adobe Readerなどの名称だった時期もある。
Acrobat Reader 9まではLinux版も存在したが[40]、2013年6月26日にサポート終了した。その後のバージョンではLinux版はリリースされていない。
PDFファイル形式
Acrobat web
アドビは2021年2月12日にPDFファイルの変換/編集などを行えるWebツール「Acrobat web」を公開した。利用は無料。ブラウザ上でPDFファイルの変換や圧縮、注釈の追加やページの並び替えなどの作業を行え、別途アプリケーションなどを用意することなく、ファイルのドラッグ&ドロップのみで作業を行うことができる。
脚注
- 1 2 “Overview — Acrobat and Adobe Reader DC Release Notes”. Adobe Systems (2026年4月24日). 2026年4月24日閲覧。
- ↑ “26.001.21483 Planned update, Apr 24, 2026”. Adobe Systems (2026年4月24日). 2026年4月24日閲覧。
- ↑ “24.001.30365 Planned update, Apr 14, 2026”. Adobe Systems (2026年4月14日). 2026年4月14日閲覧。
- ↑ Adobe Systems. “Adobe Reader”. Google Play. Google Inc.. 2026年4月24日閲覧。
- ↑ Adobe Systems. “Adobe Reader”. App Store. Apple. 2026年4月24日閲覧。
- ↑ ASCII. “Adobe Acrobatの活用事例などを紹介する「Adobe Acrobatとともにデジタル変革の30年を祝う」公開”. ASCII.jp. 2026年5月15日閲覧。
- ↑ “アドビ、PDF&Adobe Acrobatの正式発表から30周年を記念し、同世代のアーティスト・シャンユーから贈られたコラボレーションソングを発表”. プレスリリース・ニュースリリース配信シェアNo.1|PR TIMES (2023年6月14日). 2026年5月15日閲覧。
- ↑ “アドビシステムズが、Acrobat 3.0を全世界同時発表”. pc.watch.impress.co.jp. 2026年5月15日閲覧。
- ↑ “アドビシステムズ、「Acrobat 3.0J」を5月9日より発売”. pc.watch.impress.co.jp. 2026年5月15日閲覧。
- ↑ “アドビ、「Acrobat 4.0」の日本語版を6月18日発売”. internet.watch.impress.co.jp. 2026年5月15日閲覧。
- ↑ ASCII. “アドビシステムズ、『Adobe Acrobat 4.0日本語版』を発表”. ASCII.jp. 2026年5月15日閲覧。
- ↑ “アドビ、「Adobe Acrobat 5.0日本語版」を発表”. internet.watch.impress.co.jp. 2026年5月15日閲覧。
- ↑ “アドビ、ムービー埋込機能などを備えた「Acrobat 6.0」”. pc.watch.impress.co.jp. 2026年5月15日閲覧。
- ↑ “アドビ、起動時間を高速化した「Acrobat 7.0」シリーズの日本語版発表”. internet.watch.impress.co.jp. 2026年5月15日閲覧。
- ↑ “アドビ、低価格PDF作成ソフト「Acrobat 7.0 Elements」”. pc.watch.impress.co.jp. 2026年5月15日閲覧。
- ↑ “【セキュリティ ニュース】「Adobe Reader」「同Acrobat」バージョン7のサポートが終了 - UNIX向け「バージョン8」も(1ページ目 / 全1ページ):Security NEXT”. www.security-next.com. 2026年5月15日閲覧。
- ↑ “アドビ、「Adobe Creative Suite 2」と「Adobe Acrobat 7」のアクティベーションサーバを停止”. CodeZine (2013年1月8日). 2026年5月15日閲覧。
- ↑ 日経クロステック(xTECH) (2006年1月24日). “米Adobe,CADデータなど3D画像を表示可能な「Acrobat 3D」をリリース | 日経クロステック(xTECH)”. xtech.nikkei.com. 2026年5月15日閲覧。
- ↑ “アドビ、CADデータの編集に対応した「Acrobat 3D」”. internet.watch.impress.co.jp. 2026年5月15日閲覧。
- 1 2 3 “アドビサポートポリシー:サポート対象製品のバージョン”. www.adobe.com. 2026年5月15日閲覧。
- ↑ “アドビ、「Acrobat 8 日本語版」を17日に発売”. pc.watch.impress.co.jp. 2026年5月15日閲覧。
- ↑ “【お知らせ】CS3及びAcrobat8のライセンス認証について | Adobe Community”. forums.adobe.com (2018年5月27日). 2018年6月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2026年5月16日閲覧。
- ↑ “PDFで日本のモノ作りを支援します――アドビ「Acrobat 3D Version 8」”. ITmedia PC USER. 2026年5月15日閲覧。
- 1 2 3 4 “アクティベーション制限に達したか、サインインに失敗しました”. helpx.adobe.com (2024年10月1日). 2026年5月16日閲覧。
- ↑ “アドビ、PDF文書作成ソフトの最新版「Acrobat 9」を発売”. internet.watch.impress.co.jp. 2026年5月15日閲覧。
- ↑ “Acrobat 9登場、新機能「PDFポートフォリオ」、FLVビデオや3Dも統合”. ITmedia エンタープライズ. 2026年5月15日閲覧。
- ↑ 株式会社インプレス (2012年6月11日). “Adobe Reader/Acrobat 9は来年6月にサポート終了、最新版への移行呼びかけ”. INTERNET Watch. 2026年5月15日閲覧。
- ↑ 株式会社インプレス (2010年10月18日). “Adobe、「Acrobat X」「Reader X」を発表”. INTERNET Watch. 2026年5月15日閲覧。
- ↑ 株式会社インプレス (2015年10月21日). “「Adobe Reader X」「Acrobat X」来月でサポート終了、Windows Vistaで使える製品が消滅”. INTERNET Watch. 2026年5月15日閲覧。
- ↑ BCN+R. “アドビ、文書作成支援機能を強化した「Adobe Acrobat XI」、編集可能なPDF作成機能を搭載”. BCN+R. 2026年5月15日閲覧。
- ↑ 株式会社インプレス (2012年10月2日). “PDFのいじりにくさを解消へ、直接編集機能などを強化した「Adobe Acrobat XI」”. INTERNET Watch. 2026年5月15日閲覧。
- ↑ ASCII. “Acrobat XIとAcrobat Reader XI、10月15日にサポート終了”. ASCII.jp. 2026年5月15日閲覧。
- ↑ 日経クロステック(xTECH) (2015年3月18日). “アドビがPDF編集ソフト新製品「Acrobat DC」を発表、クラウドをハブにモバイルと同期 | 日経クロステック(xTECH)”. xtech.nikkei.com. 2026年5月15日閲覧。
- ↑ 株式会社インプレス (2019年11月20日). “「Adobe Acrobat 2015」「Adobe Reader 2015」のサポートが2020年4月7日で終了へ/「Adobe Acrobat DC」「Adobe Acrobat Reader DC」への移行を”. 窓の杜. 2026年5月15日閲覧。
- ↑ “Adobe Acrobat Classic 2015 と Acrobat Reader Classic 2015 のサポートの終了”. www.adobe.com (2025年6月5日). 2025年8月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2026年5月15日閲覧。
- ↑ “サポート切れが狙われる。あなたのAcrobatは大丈夫ですか? | 日本経済新聞 電子版特集(PR)”. 日本経済新聞 電子版広告特集. 2026年5月15日閲覧。
- ↑ “Adobe Acrobat 2020(永続版)販売終了のお知らせ | Adobe | 株式会社Too”. Too. 2026年5月15日閲覧。
- ↑ Inc, Shogakukan. “「Adobe Acrobat 2020」のサポートが終了!使い続けると生じるリスクとは?|@DIME アットダイム”. @DIME アットダイム. 2026年5月15日閲覧。
- ↑ “Driving Adobe: Co-founder Charles Geschke on Challenges, Change and Values” (英語). Knowledge at Wharton. 2026年5月15日閲覧。
- ↑ “Adobe Reader (Linux)”. helpx.adobe.com. 2026年5月16日閲覧。
外部リンク
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