XPHOSとは? わかりやすく解説

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2,4,6‐トリイソプロピル‐2′‐(ジシクロヘキシルホスフィノ)ビフェニル

分子式C33H49P
その他の名称2,4,6-Triisopropyl-2'-(dicyclohexylphosphino)biphenyl、(2',4',6'-Triisopropyl-2-biphenylyl)dicyclohexylphosphine、2',4',6'-Triisopropylbiphenyl-2-yldicyclohexylphosphine、2,4,6-Triisopropylbiphenyl-2'-yldicyclohexylphosphine、2-(Dicyclohexylphosphino)-2',4',6'-triisopropylbiphenyl、2',4',6'-Triisopropyl-2-biphenylyldicyclohexylphosphine、1-(2,4,6-Triisopropylphenyl)-2-(dicyclohexylphosphino)benzene、[2-(2,4,6-Triisopropylphenyl)phenyl]biscyclohexylphosphine、2-(Dicyclohexylphosphino)-2',4',6'-triisopropyl-1,1'-biphenyl、2,4,6-Triisopropyl-2'-(dicyclohexylphosphino)-1,1'-biphenyl、Dicyclohexyl(2',4',6'-triisopropyl-2-biphenylyl)phosphine、Xphos、2'-(Dicyclohexylphosphino)-2,4,6-triisopropyl-1,1'-biphenyl、2'-(Dicyclohexylphosphino)-2,4,6-triisopropylbiphenyl、Dicyclohexyl(2',4',6'-triisopropylbiphenyl-2-yl)phosphine、(2',4',6'-Triisopropyl-1,1'-biphenyl-2-yl)dicyclohexylphosphine、Dicyclohexyl(2',4',6'-triisopropyl-1,1'-biphenyl-2-yl)phosphine
体系名:2,4,6-トリイソプロピル-2'-(ジシクロヘキシルホスフィノ)ビフェニル、(2',4',6'-トリイソプロピル-2-ビフェニリル)ジシクロヘキシルホスフィン、2',4',6'-トリイソプロピルビフェニル-2-イルジシクロヘキシルホスフィン、2,4,6-トリイソプロピルビフェニル-2'-イルジシクロヘキシルホスフィン、2-(ジシクロヘキシルホスフィノ)-2',4',6'-トリイソプロピルビフェニル、2',4',6'-トリイソプロピル-2-ビフェニリルジシクロヘキシルホスフィン、1-(2,4,6-トリイソプロピルフェニル)-2-(ジシクロヘキシルホスフィノ)ベンゼン、[2-(2,4,6-トリイソプロピルフェニル)フェニル]ビスシクロヘキシルホスフィン、2-(ジシクロヘキシルホスフィノ)-2',4',6'-トリイソプロピル-1,1'-ビフェニル、2,4,6-トリイソプロピル-2'-(ジシクロヘキシルホスフィノ)-1,1'-ビフェニル、ジシクロヘキシル(2',4',6'-トリイソプロピル-2-ビフェニリル)ホスフィン、2'-(ジシクロヘキシルホスフィノ)-2,4,6-トリイソプロピル-1,1'-ビフェニル、2'-(ジシクロヘキシルホスフィノ)-2,4,6-トリイソプロピルビフェニル、ジシクロヘキシル(2',4',6'-トリイソプロピルビフェニル-2-イル)ホスフィン、(2',4',6'-トリイソプロピル-1,1'-ビフェニル-2-イル)ジシクロヘキシルホスフィン、ジシクロヘキシル(2',4',6'-トリイソプロピル-1,1'-ビフェニル-2-イル)ホスフィン


2,6‐ジイソプロピル‐2′‐(ジシクロヘキシルホスフィノ)ビフェニル

分子式C30H43P
その他の名称2'-(Dicyclohexylphosphino)-2,6-diisopropylbiphenyl、XPHOS、2,6-Diisopropyl-2'-(dicyclohexylphosphino)biphenyl
体系名:2'-(ジシクロヘキシルホスフィノ)-2,6-ジイソプロピルビフェニル、2,6-ジイソプロピル-2'-(ジシクロヘキシルホスフィノ)ビフェニル


りん酸4‐クロロ‐5‐ブロモ‐1H‐インドール‐3‐イル


XPhos

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/01/20 15:41 UTC 版)

XPhos
識別情報
CAS登録番号 564483-18-7 
PubChem 11155794
ChemSpider 9330902 
特性
化学式 C33H49P
モル質量 476.72
外観 無色固体
融点

187-190 °C, 460-463 K, 369-374 °F

への溶解度 有機溶媒にのみ溶解
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

XPhosビフェニルから誘導されるアルキル置換ビアリールホスフィン配位子の一種である。そのパラジウム錯体はハロゲン化アリールアリールトシラートが反応するバックワルド・ハートウィッグアミノ化において高い触媒活性を示すことがわかっている。パラジウム錯体と銅錯体の両方がハロゲン化アリールやアリールトシラートと様々なアミドのカップリングに活性を持つ[1]。また多くの根岸カップリング鈴木・宮浦カップリング、銅を使わない薗頭カップリングなど多くの炭素-炭素結合形成クロスカップリング反応に有効な配位子でもある。特に(2-アミノビフェニル)-シクロメタル化英語版パラジウムメシラートプレ触媒錯体(バックワルドの第三世代プレ触媒システム)XPhos-G3-Pdは市販されており、安定性が高く保存も容易である[2][3][4]。配位子自体も結晶性固体であり、空気に安定であるという特性がある[5]

構造

関連項目

脚注

  1. ^ Huang, X.; Anderson, K. W.; Zim, D.; Jiang, L.; Klapars, A.; Buchwald, S. L. (2003). “Expanding Pd-Catalyzed C-N Bond-Forming Processes: The First Amidation of Aryl Sulfonates, Aqueous Amination, and Complementarity with Cu-Catalyzed Reactions”. J. Am. Chem. Soc. 125 (22): 6653–6655. doi:10.1021/ja035483w. PMID 12769573. 
  2. ^ Bruno, Nicholas C.; Tudge, Matthew T.; Buchwald, Stephen L. (2013-02-04). “Design and preparation of new palladium precatalysts for C–C and C–N cross-coupling reactions” (英語). Chemical Science英語版 4 (3): 916–920. doi:10.1039/C2SC20903A. ISSN 2041-6539. PMC 3647481. PMID 23667737. http://pubs.rsc.org/en/Content/ArticleLanding/2013/SC/c2sc20903a#!divAbstract. 
  3. ^ Yang, Yang; Oldenhuis, Nathan J.; Buchwald, Stephen L. (2013). “Mild and General Conditions for Negishi Cross-Coupling Enabled by the Use of Palladacycle Precatalysts”. Angew. Chem. Int. Ed. 52 (2): 615–619. doi:10.1002/anie.201207750. PMC 3697109. PMID 23172689. https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3697109/. 
  4. ^ Gelman, Dmitri; Buchwald, Stephen L. (2003). “Efficient Palladium-Catalyzed Coupling of Aryl Chlorides and Tosylates with Terminal Alkynes: Use of a Copper Cocatalyst Inhibits the Reaction”. Angew. Chem. Int. Ed. 42 (48): 5993–5996. doi:10.1002/anie.200353015. PMID 14679552. 
  5. ^ Altman, R.A.; Fors, B.P.; Buchwald, S.L. (2007). “Pd-Catalyzed Amination Reactions of Aryl Halides Using Bulky Biarylmonophosphine Ligands”. Nature Protocols英語版 2 (11): 2881–2887. doi:10.1038/nprot.2007.414. PMID 18007623. 

XPhos

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/06/19 21:09 UTC 版)

アルキル置換ビアリールホスフィン配位子」の記事における「XPhos」の解説

詳細は「XPhos」を参照 XPhosは2003年最初に使用され配位子であり、アレーンスルホネートや塩化アリールアミノ化アミド化用いられる。XPhosはパラジウム触媒とする塩化アリールおよび塩化ヘテロアリールのホウ素化にも使用されている。 XPhosの構造一部変えた配位子報告されている。XPhosの立体的かさ高さを高めたtBuXPhosやMe4tButylXPhosはジアリールエステルの合成使われている。4位にスルホ基持った配位子水系の二相系溶媒中で薗頭カップリングを行うことができる。

※この「XPhos」の解説は、「アルキル置換ビアリールホスフィン配位子」の解説の一部です。
「XPhos」を含む「アルキル置換ビアリールホスフィン配位子」の記事については、「アルキル置換ビアリールホスフィン配位子」の概要を参照ください。

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