WRESTLE PRINCESS VI
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/09/27 03:23 UTC 版)
WRESTLE PRINCESS VI | ||
---|---|---|
イベント詳細 | ||
シリーズ | WRESTLE PRINCESS | |
主催 | 東京女子プロレス | |
開催年月日 | 2025年9月20日 | |
開催地 | ![]() |
|
会場 | 大田区総合体育館 | |
試合数 | 9試合 | |
入場者数 | 1,127人 |
『WRESTLE PRINCESS VI』(レッスルプリンセス・シックス)は、日本の女子プロレス団体・東京女子プロレスが大田区総合体育館で行った興行。
概要
東京女子プロレスの2025年3度目、「WRESTLE PRINCESS」としては2021年以来の大田区総合体育館での興行。
大会の模様は動画配信サイトWRESTLE UNIVERSEで生中継された。WRESTLE UNIVERSEの配信では、日本語版の実況席に池田レイラがゲスト出演[1]。英語版はMr. HAKU、バリヤン・アッキ、SETUP代表のPumiの3人をメインに、途中でキラ・サマーと文りんがゲストとして加わる形式がとられた[2]。
大会では、全部で9試合が行われた。第2試合のアイアンマンヘビーメタル級王座がかけられた時間差入場バトルロイヤルでは、途中でらくがポコたんを窒息させて倒し3カウントを奪ったが、カバーの際にらくの得物の枕がらくとポコたんの間に入っており、当王座のルールによって王者を直接カバーしたの枕が新王者と認められ、らくのアイアンマン王座奪還は未遂に終わる[3]。最後に残った2人はらくと桐生真弥で、真弥がらくをスパインバスターで枕の上に落として3カウントを奪い優勝。その際に枕はらくに下敷きにされていたことから、試合を決するカバーでらくの枕も同時に抑え込んだとみなされ、桐生真弥がアイアンマン王座2度目の戴冠となった[3]。
第4試合では辰巳リカと原宿ぽむの2人が、相手側コーナーの上に立っている自身のコーナーと同じ色の旗を奪取した場合に公認凶器の使用が2種類まで認められるルールが採用された「フラッグ争奪公認ウェポンデスマッチ」で対戦[注釈 1]。ぽむがカラーボール100個とメガペンライト複数個を凶器として用意したのに対して、辰巳はハリセンと甲田哲也を持ち込んだが、甲田を人間凶器として投入したことが仇となり、辰巳はぽむに丸め込まれて敗れた[3]。
第5試合では、松本浩代が東京女子プロレスに初登場。荒井優希とタッグを組んで風城ハル&凍雅と対戦した。松本はテレビドラマ「豆腐プロレス」の本編終了後に開催されたリアルプロレスイベントでミラノコレクションA.T.とともに出場メンバーのプロレス指導に携わっており、荒井が参加した2018年2月23日の「豆腐プロレス The REAL 2018 WIP QUEENDOM in 愛知県体育館」でも指導を行っていた。試合は松本&荒井が勝利[5]。
第7試合は、宮本もかの病気欠場による王座返上に伴うインターナショナル・プリンセス王座の新王者決定戦で、遠藤有栖がプリシラ・ケリーを破って初のシングル王座獲得[6]。セミファイナルのプリンセスタッグ選手権試合は、享楽共鳴(中島翔子&ハイパーミサヲ)とOber Eats(上福ゆき&上原わかな)による4月18日にラスベガスで行った選手権試合の再戦[7]で、Ober Eatsが雪辱を果たして初めてタッグ王座を獲得[8]。プリンセス・オブ・プリンセス選手権試合は、東京プリンセスカップを制して挑戦を表明した渡辺未詩が瑞希を破り、1月4日の後楽園ホール大会で奪われたチャンピオンベルトを取り戻すことに成功した。メインイベント終了後、新王者の渡辺がマイクアピールをしている最中に、第6試合で山下実優からギブアップ勝ちをした愛野ユキがリングインし、プリンセス・オブ・プリンセス王座への挑戦を表明した[9]。
試合
第1試合 20分1本勝負 タッグマッチ | ||
鈴芽 ●小夏れん |
12分55秒 コアラクラッチ |
駿河メイ 高見汐珠〇 |
第2試合 時間無制限勝負 アイアンマンヘビーメタル級選手権時間差入場バトルロイヤル | ||
出場選手(入場順)…ポコたん(第1766代王者)、鈴木志乃、七瀬千花、らく、芦田美歩、ラム会長、キラ・サマー、桐生真弥 | ||
〇ポコたん | 8分2秒 シャイニング・ウィザード→体固め |
七瀬千花● |
〇らくのまくら | 8分35秒 体固め |
ポコたん● |
ポコたんが防衛に失敗、らくのまくらが第1767代王者となる。 | ||
〇らくのまくら | 9分55秒 体固め |
鈴木志乃● |
〇らく | 11分4秒 オーバー・ザ・トップロープ |
キラ・サマー● |
〇らく 〇ラム会長 |
13分39秒 オーバー・ザ・トップロープ |
芦田美歩● |
〇らく | 14分35秒 オーバー・ザ・トップロープ |
ラム会長● |
〇桐生真弥 | 15分21秒 ダブルフォール |
らくのまくら● らく● |
らくのまくらが防衛に失敗、桐生真弥が第1768代王者となる。 | ||
第3試合 15分1本勝負 シングルマッチ | ||
〇アジャコング | 8分53秒 バックドロップ→片エビ固め |
HIMAWARI● |
第4試合 15分1本勝負 フラッグ争奪公認ウェポンデスマッチ | ||
●辰巳リカ | 11分1秒 エビ固め |
原宿ぽむ〇 |
第5試合 20分1本勝負 タッグマッチ | ||
松本浩代 〇荒井優希 |
13分52秒 Finally→片エビ固め |
風城ハル● 凍雅 |
第6試合 20分1本勝負 タッグマッチ | ||
●山下実優 鳥喰かや |
13分11秒 愛と炎のフルネルソン |
水波綾 愛野ユキ〇 |
第7試合 30分1本勝負 第15代インターナショナル・プリンセス王座決定戦 | ||
〇遠藤有栖 | 10分59秒 什の掟→片エビ固め |
プリシラ・ケリー● |
遠藤有栖が第15代王者となる。 | ||
セミファイナル 30分1本勝負 プリンセスタッグ選手権試合 | ||
●中島翔子 ハイパーミサヲ (第18代王者組・享楽共鳴) |
17分2秒 ダイビング・フェイマサー→片エビ固め |
上福ゆき〇 上原わかな (挑戦者組・Ober Eats) |
王者組・享楽共鳴が4度目の防衛に失敗、Ober Eatsが第19代王者組となる。 | ||
メインイベント 30分1本勝負 プリンセス・オブ・プリンセス選手権試合 | ||
●瑞希 (第15代王者) |
22分58秒 旋回式ティアドロップ→片エビ固め |
渡辺未詩〇 (挑戦者・第12回東京プリンセスカップ優勝者) |
王者・瑞希が4度目の防衛に失敗、渡辺未詩が第16代王者となる。 |
脚注
注釈
出典
- ^ “9月20日(土)大田区総合体育館『WRESTLE PRINCESS Ⅵ』WRESTLE UNIVERSE放送席ゲストは池田レイラさん! 9月10日(水)には池田さんのユニキャスに山下、未詩、有栖、ハルがゲスト出演!”. 東京女子プロレス公式サイト. 株式会社CyberFight (2025年9月4日). 2025年9月27日閲覧。
- ^ “WRESTLE PRINCESS VI”. WRESTLE UNIVERSE. 株式会社CyberFight (2025年9月20日). 2025年9月27日閲覧。
- ^ a b c “WRESTLE PRINCESS VI”. 東京女子プロレス公式サイト. 株式会社CyberFight (2025年9月20日). 2025年9月27日閲覧。
- ^ “9月20日(土)大田区総合体育館『WRESTLE PRINCESS Ⅵ』情報/ジェイダ・ストーンが膝の負傷により来日中止。インターナショナル・プリンセス王座決定戦は遠藤有栖vsプリシラ・ケリーに変更! 辰巳リカvs原宿ぽむのシングルマッチが緊急決定、スペシャルルールを検討中!”. 東京女子プロレス公式サイト. 株式会社CyberFight (2025年9月17日). 2025年9月27日閲覧。
- ^ “【東京女子】荒井優希 豆腐プロレス時代の師匠と初タッグで快勝「大事なものを頂きました」”. 東京スポーツ. (2025年9月20日) 2025年9月27日閲覧。
- ^ “【東京女子】遠藤有栖が初シングル戴冠!ラーメン店やディズニーにベルト持参…有栖色に染めるぞ”. 日刊スポーツ. (2025年9月20日) 2025年9月27日閲覧。
- ^ “【東京女子】鈴芽がインター王座V3、享楽共鳴は初防衛、渡辺未詩は戴冠ならず/全成績”. 日刊スポーツ. (2025年4月19日) 2025年9月27日閲覧。
- ^ “【東京女子】上福ゆき&上原わかなが享楽共鳴を倒し初戴冠、上福は「偉い人!」と所属契約直訴”. 日刊スポーツ. (2025年9月20日) 2025年9月27日閲覧。
- ^ “【東京女子】渡辺未詩が瑞希との激闘制し、9ヵ月ぶり2度目のプリプリ王座戴冠!「東京女子を世界一の夢の国に私がさせます」”. プロレスTODAY. (2025年9月21日) 2025年9月27日閲覧。
外部リンク
- WRESTLE_PRINCESS_VIのページへのリンク