WMIプロバイダ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/02 02:19 UTC 版)
「Windows Management Instrumentation」の記事における「WMIプロバイダ」の解説
Windows NT 4.0 SP4のころ最初のWMI実装のリリースが行われて以来、マイクロソフトはWindowsにWMIプロバイダを着実に追加してきた。 Windows NT 4.0では、マイクロソフトは15のWMIプロバイダを実装していた。Windows 2000リリース時にはOSの一部として29のプロバイダが実装されていた。Windows Server 2003リリース時には80のプロバイダが実装されている。Windows Vistaでは新たなプロバイダが13個追加されており、全部で100近くのプロバイダが存在する。これにより、WMIはWindowsにおいて遍在する管理層としての地位を確立しつつある。 このような状況から、ITシステム管理の分野ではWMIに基づいたスクリプトや自動化プロシージャの開発が盛んになっている。単なるスクリプトだけでなく、MOM、SMS、ADS、HP OpenView for Windows (HPOV)、BMCソフトウェア、CAなどがWMIに基づいて管理情報を提供/操作するユーザインタフェースを管理ソフトウェアに追加している。これによりスクリプト作成ができない管理者も、特にWMIに関する知識を学ばなくともWMIを利用可能となっている。もちろんWMIはスクリプトによって操作可能であるため、スクリプトを使えた方が選択肢は広がる。
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