VaRTM法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/23 18:25 UTC 版)
「脱オートクレーブ成形法」の記事における「VaRTM法」の解説
VaRTM法はRTM法の一種であり、素材を積層後、真空にしてから熱硬化性樹脂を含浸して加熱硬化する。プリプレグを使用しないので費用低減に繋がる。風力発電用のブレードや海上自衛隊のえのしま型掃海艇で採用されているほか、ロシアで開発中のイルクート MS-21でも、主翼の1次構造部材に採用される。VaRTM は高効率複合材成形プロセスの一つではあったものの、航空機の一次構造への適用に耐えうる性能及び、品質安定性の実現が困難であったのでA-VaRTM(Advanced VaRTM)法が開発され、Mitsubishi SpaceJetの尾翼に採用される。
※この「VaRTM法」の解説は、「脱オートクレーブ成形法」の解説の一部です。
「VaRTM法」を含む「脱オートクレーブ成形法」の記事については、「脱オートクレーブ成形法」の概要を参照ください。
- VaRTM法のページへのリンク