USS T-3 (SS-61)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > USS T-3 (SS-61)の意味・解説 

T-3 (潜水艦)

(USS T-3 (SS-61) から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/09/03 03:37 UTC 版)

艦歴
発注
起工 1917年5月21日
進水 1919年5月24日
就役 1920年12月7日
退役 1927年7月14日
その後 1931年にスクラップとして廃棄
除籍 1930年9月19日
性能諸元
排水量 水上 1,107トン、水中 1,482トン
全長 268 ft 9 in (81.9 m)
全幅 22 ft 10 in (7.0 m)
吃水 14 ft 2 in (4.3 m)
機関 (建造時)NELSECO製6気筒ディーゼルエンジン4基、電動モーター2基
(改修後)MAN社製10気筒ディーゼルエンジン2基
最大速 水上 20ノット (37 km/h)
水中 10.5ノット (19.4 km/h)
航続距離: 3,000カイリ(14ノット時)
(26 km/h 時に 5,550 km)
試験深度: 150ft (46m)
乗員 士官4名、下士官5名、兵員45名
兵装 18インチ魚雷発射管4門、
4インチ砲1門

T-3 (USS T-1, SS-61/SF-3) は、アメリカ海軍潜水艦AA-1級潜水艦の3番艦。当初の艦名はAA-3 (USS AA-3) であった。

艦歴

AA-3は1917年5月21日にマサチューセッツ州クインシーフォアリバー造船所で起工した。1919年5月24日にリリアン・ターヒューン・ジョーダン夫人によって命名、進水、1920年7月17日に SF-3 (艦隊潜水艦)に艦種変更、1920年9月22日に T-3 と改名され、1920年12月7日にボストン海軍工廠で艦長チャールズ・ミルフォード少佐の指揮下就役した。

水上艦隊のための長距離偵察哨戒を任務としたT級潜水艦の中で、2番目に就役した T-3 は、姉妹艦の T-1 と共に大西洋艦隊第15潜水戦隊に配属された。就役後間もなく T-3 は部隊と共に作戦活動を開始し、1922年の秋まで大西洋艦隊と共に演習に従事した。その頃までにT級潜水艦の設計上の不具合は明確となり、3隻全てが退役することが決定した。T-3 はその中で最初に退役することとなった。1922年の休戦記念日に T-3 はバージニア州ハンプトン・ローズで退役、同地の潜水艦基地で保管された。その後 T-3 はフィラデルフィアに移動した。

しかしながら、T-3 の任務は終了しなかった。T級潜水艦の退役時、ドイツ製のディーゼルエンジンを試験するという考えが海軍内部で話し合われていた。当初 T-1 がこの試験に使用されることとなっていたが、一方でその資金は不十分であった。1925年に予算が認可され、T-3 がモスボールを解かれ改修されることとなった。1925年10月1日に T-3 はフィラデルフィアで再就役する。その後MAN社製のディーゼルエンジン2機が装備された T-3 は21ヶ月にわたって機材局の試験に使用される。1927年の初夏に T-3 は試験を完了し、7月14日にフィラデルフィアで退役する。3年強保管された後、T-3 は1920年9月19日に除籍された。船体は解体され、1930年11月20日にスクラップとして売却された。

外部リンク


「USS T-3 (SS-61)」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

USS T-3 (SS-61)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



USS T-3 (SS-61)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのT-3 (潜水艦) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS