UNIX標準化
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2009/11/30 07:08 UTC 版)
「Common Open Software Environment」の記事における「UNIX標準化」の解説
OSF や UI とは異なり、COSE は単一のオペレーティングシステムを作成・振興しようとはしなかった(リファレンス実装を定めなかった)。その代わりに、既存のOSインタフェース仕様文書を調査・検討した。この結果として "Spec 1170" と呼ばれるリストが作成され、それが後の Single UNIX Specification へと繋がっていった。 Spec 1170(SPECベンチマークとは無関係)は、COSE が既存のUNIXインタフェースでどれが実際に使われているかを調査した結果であった。既存のUNIXアプリケーション群を調査し、1,170 のシステムコールとライブラリ関数をリストアップした。ただし、その後もインタフェースは追加され、成長していった。 仕様の管理は X/Open に任された。1993年10月、当時ノベルが権利を所有していた UNIX の商標は X/Open に権利が移された。これにより、UNIXブランドは特定のソースコード実装とは無関係となった。どんな企業でも UNIX 仕様に準拠した OS を開発すれば、それに UNIX ブランドを利用する資格を有することになった。
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