Trilogy と 19
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/05 22:14 UTC 版)
「アルスー」の記事における「Trilogy と 19」の解説
2002年夏、アルスーはモスクワでのコンサートの準備をしていた。彼女の「Trilogy」コンサートの企画は、地元紙から「重要な社会的・文化的イベント」のひとつとされた。「Trilogy」の企画は、わずか10日間のコンサート期間中に、3つの完全に異なった内容を披露するという、かつて前例のないものであった。 最初のショーは「Rossiya」コンサート・ホールにて開かれ、「アルスーと製作者たち」と題され、未公開の古い作品を披露した。2つめのショーは1500席しかないチャイコフスキー・ホールにて、オーケストラ形式で行われた。3つめのショーは「Solo」と題されたユーロ・ポップのショーであり、オリンピック・スタジアムにて開催され、ファンタジー趣向の会場設計の中で、新しいロシア語と英語の楽曲が披露された。3つめのショーのあと、アルスーは「Вчера」(Vchera)のビデオクリップを撮影した。 2003年1月23日、『19』と題した新しいアルバムがリリースされた。CDは批評家から好評を受け、同年4月には売り上げ数は50万枚に達した。『19』からは「Всё равно」(Vsyo Ravno)、「Вчера」(Vchera)、「Первый раз」(Perviy Raz)、「Мечты」(Mechty)、「Летящаая над облаками」(Letyashaya Nad Oblakami)、「Эткей」(Etkey)といったシングルが切り出された。 「19」の成功を受けて初の全国音楽賞の候補としてノミネートされた。2003年6月5日、外国のスタジオでの仕事を終えてモスクワに帰り着いたアルスーは、期せずして自分が「最優秀女性アーティスト」の受賞者となっていることを知り、歓喜の涙を流した。
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