TADS(目標捕捉・指示照準装置)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/23 00:44 UTC 版)
「TADS/PNVS」の記事における「TADS(目標捕捉・指示照準装置)」の解説
TADSは、画像安定装置を備えた複数の電子光学センサー、レーザー測距器およびレーザー目標指示装置で構成されている。また、水平方向に左右120°、垂直方向に上側30°から下側80°まで、PNVSから独立して回転することが可能であり、搭乗員の頭の動きに「追従」させることが可能である。この場合、ヘルメット装着式光学照準器を用いることで、コックピットや戦場の視野上にTADSの映像を投影することができる。 TADSには、サーモグラフィー・カメラおよび白黒の昼間用TVカメラが装備されている。ブロックⅢレベルのAH-64Dに用いられるM-TADSにおいては、白黒TVカメラがフル・カラーのカメラに換装される予定である。 TADSには、DVO(direct-view optics, 直視型光学器材)も装備されており、CPG(copilot/gunner,副操縦士/射手)は、ORT(Optical Relay Tube, 光学中継管)を介してその画像を見ることができる。近年納入されているAH-64Dにおいては、使用頻度が低いORTやDVOが取り外され、3つ目の多目的表示器が副操縦士用コックピットに追加されている。
※この「TADS(目標捕捉・指示照準装置)」の解説は、「TADS/PNVS」の解説の一部です。
「TADS(目標捕捉・指示照準装置)」を含む「TADS/PNVS」の記事については、「TADS/PNVS」の概要を参照ください。
Weblioに収録されているすべての辞書からTADSを検索する場合は、下記のリンクをクリックしてください。
全ての辞書からTADSを検索
- TADSのページへのリンク