ハイドン:ソナタ 第3番(ウィーン原典版番号) ヘ長調
英語表記/番号 | 出版情報 | |
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ハイドン:ソナタ 第3番(ウィーン原典版番号) ヘ長調 | Sonate für Klavier Nr.3 F-Dur Hob.XVI:9 | 作曲年: 1766(-1760?)年 |
作品解説
最初期のソナタ。作曲年代を確定する資料は残されていないが、音楽教師として生計をたてていた1750年代の作品と推測される。簡易な構成と和声、親しみやすい明快な楽想から、生徒用に作曲されたと考えられるためである。遅くとも、ブライトコプフ社の目録に記載された1766年までの作品。
作品は3つの楽章から成る。第1楽章(ヘ長調、2/4拍子、アレグロ)は簡潔ながらもソナタ形式をとり、提示部には2つの主題と、推移部およびコーダが揃っている。第2楽章(ヘ長調、3/4拍子)のメヌエットとトリオを経て、第3楽章(ヘ長調、2/4拍子)は三部形式のスケルツォ。十六分音符の分散音と八分音符の和音を中心に進行する短い急速楽章である。
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