SAEKO: Giantess Dating Sim
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/04 07:54 UTC 版)
ジャンル | ビジュアルノベル、アドベンチャー |
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対応機種 | |
開発元 | SAFE HAVN STUDIO |
発売元 | HYPER REAL |
ディレクター | kyp[注釈 1] |
デザイナー | maztani[2] |
美術 | |
人数 | シングルプレイヤー |
発売日 | 2025年5月29日 |
エンジン | Ebitengine[3] |
『SAEKO: Giantess Dating Sim』(サエコ ジャイアンテス デーティング シム)は、SAFE HAVN STUDIOが開発し、HYPER REALによって配信されているアドベンチャーゲーム[4]。2025年5月29日にDLsite、Stoveで配信され[5]、翌30日にSteamで配信された[6][7]。
開発
本作は京都大学マイコンクラブ(KMC)の卒業生からなるチームである、SAFE HAVN STUDIOによって開発された。当初は2024年の配信開始を予定していたが、リリースが延期され2025年5月30日に公開された。笛地静恵のオンライン小説『もうひとつのコワイ童話』シリーズの一編『冴子の一週間』を原案としており、巨大娘やシュリンカーを題材としている[8]。
スタジオのメンバーの一人であるkypを中心に開発されている。彼は、自分が好きな「巨大な女の子が出てくる作品」と、『Milk inside a bag of milk inside a bag of milk』のような海外の少し暗いノベルゲームを組み合わせるという発想から本作の構想を立てた[9]。
あらすじ
時代設定は2008年であり、女子大生の冴子(サエコ)と、彼女によって支配されるリンをはじめとした小人たちとの関係を物語の主題としている[4][10][11]。
評価
『Game*Spark』のMr.Katohは、ストーリーを「ひとつの読み物として素晴らしい」と称賛し、10段階評価で10点を付けた[9]。
『ヴァイス』のアナ・ヴァレンスは、『SAEKO』の世界観を「恋愛シミュレーションゲームというジャンルの素晴らしい革新」と評し、本公開への期待を表明した。ヴァレンスはまた、このゲームと巨大フェティシズムコミュニティとの関係についても言及し、「『SAEKO』は巨人フェチによく見られる描写を用いているものの、物語とホラーに重点が置かれているため、巨人フェチでない人にも魅力的に映る可能性がある」と指摘した[12]。
脚注
注釈
出典
- ^ “小人となって巨大な少女と過ごす『SAEKO: Giantess Dating Sim』PC向けに発売―Steam版は審査が長引き遅延中”. Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト (2025年5月29日). 2025年5月31日閲覧。
- ^ a b c d Fujiwara, Hideaki (2025年5月1日). “巨大娘と暮らすゲーム『SAEKO: Giantess Dating Sim』5月29日リリースへ。“開発者の性癖”色濃い、命がけ小人生活ゲーム”. AUTOMATON. 2025年5月26日閲覧。
- ^ 黒澤, 悠樹 (2024年9月28日). “『SAEKO』開発者kypさんに聞いてみた。”. かもやなぎ放送局. 2025年5月26日閲覧。
- ^ a b “『SAEKO: Giantess Dating Sim』レビュー。巨大な少女に保護されるなんてご褒美…と思ったら過酷な運命が待っていた【電撃インディー#1014】”. KADOKAWA (2025年5月30日). 2025年6月1日閲覧。
- ^ “巨大な少女の顔色を伺いながら生活する,闇の深そうなADV「SAEKO: Giantess Dating Sim」,本日発売”. 4Gamer.net (2025年5月29日). 2025年6月1日閲覧。
- ^ “巨大少女との夢の共同生活ゲーム『SAEKO: Giantess Dating Sim』!でっかくて最高で好き!ずっと一緒にいるつもりが、魅力と恐怖で感情がぐちゃぐちゃになる……”. アクティブゲーミングメディア (2025年5月30日). 2025年6月1日閲覧。
- ^ “『SAEKO: Giantess Dating Sim』配信開始。巨大な少女と小人たちの“命を懸けた”交流が描かれる。DLsite版特典として“冴子に選ばれた”一日を体験できるASMRが付属”. ファミ通 (2025年5月30日). 2025年6月1日閲覧。
- ^ “巨大な少女と生活する性癖強めなビジュアルノベルゲーム『SAEKO: Giantess Dating Sim』のSteamストアページが公開。機嫌を損ねれば死が待つのみの監禁サバイバル”. 電ファミニコゲーマー (2023年6月30日). 2025年6月1日閲覧。
- ^ a b “Game*Sparkレビュー:『SAEKO: Giantess Dating Sim』残酷で過激なだけじゃない。少女の内面や魅力を感じ、意思を持って「選択」する素晴らしき文学性”. Game*Spark (2025年5月30日). 2025年6月1日閲覧。
- ^ “SAEKO: Giantess Dating Sim - レビュー”. IGN (2025年5月30日). 2025年6月1日閲覧。
- ^ “巨大な少女と小人たちの運命を描くADV「SAEKO: Giantess Dating Sim」が本日発売”. インプレス (2025年5月30日). 2025年6月1日閲覧。
- ^ Valens, Ana (2025年5月1日). “This Giantess Dating Sim Has Consumed My Interest - It Finally Has a Release Date” (英語). VICE. 2025年5月4日閲覧。
関連項目
- コワイ童話 - 1999年にTBSテレビで放送された深夜ドラマ。冴子の名前はこのドラマの一編「親ゆび姫」の登場人物から採られたもので、本作の原案となった『もうひとつのコワイ童話』はドラマからのファンメイドの関係とされている。ただしドラマ、オンライン小説、ゲームそれぞれの「冴子」には、名前以外の設定面での共通項はない。
外部リンク
- SAEKO: Giantess Dating Simのページへのリンク