S-MX

大車林

S-MX

英語 S-MX

Street Moverの頭文字に未知のXを付けて、不思議な魅力をもつクルマを表現した。1996年11月発売。

コンパクトサイズのミニバンで、ホイールベースは2500㎜、全長3950mm、全幅1695mmで、5ナンバー枠に収まった。後席用のドアは左側のみ。定員4名。車高を15mm下げて1735mmとしたローダウン型もあった。エンジンは直4・DOHC・16バルブの2Lで130ps/18.7kg-m、コラムセレクターのプロスマテック4速ATだけの設定。駆動方式はFFのほか、デュアルポンプによる4WD仕様もあった。大型のフロント・ベンチシートと、300mmのロングスライド＆ポップアップ機構付きリヤ・ベンチシート、そして完全フルフラット化も特記事項だった。このクルマはAピラーまではステップワゴンと共通のボディ骨格をもっていた。

97年9月、マイナーチェンジ。ABSなどを全車に標準化したほか、ボディをホワイトで統一したタイプをローダウン車に設定。99年9月、2度目のマイナーチェンジ、標準タイプの定員を4名から5名に変更した。フロントシートはセパレートとし(従来はベンチタイプ)、リヤシートは50対50の可倒式に改めた。ローダウン車では、4人乗りと5人乗りのチョイスができた。エンジンは10psパワーアップ、140psとなった。エクステリアでは、ヘッドランプをマルチリフレクターに変更した。

2000年12月、3度目のマイナーチェンジを行った。といってもローダウンタイプに新デザインのフロントグリル、アルミホイールを採用したことなどで、価格改定が主。ベンチシート4人乗りを4万円安の195万8000円に、セパレートシート5人乗りはCDプレーヤー＋4スピーカーを標準装備し、据え置きの199万8000円(いずれもローダウン仕様)など。

2002年1月、生産停止。

※「大車林」の内容は、発行日である2004年時点の情報となっております。