モリアオガエル
和名:モリアオガエル |
学名:Rhacophorus arboreus |
カエル目 |
分布:本州及び佐渡の固有種で,伊豆大島にも移入されている。 |
写真(上):モリアオガエル成体 |
写真(下):モリアオガエル卵塊 |
説明 日本産の樹上性のカエルでは最大の種類。樹上に産卵する性質が珍しがられて,各地で天然記念物に指定されている。産卵時には一頭の雌に複数の雄が抱きついて産卵するが,これも普通のカエルは雄が一頭なので異例である。ただし,他の泡状の卵塊を産む種類には同様の性質があるものもいる。森林の樹上に住み,産卵期以外に見かけることは多くない。区別点:シュレーゲルアオガエルはやや小さいが,良く似ている。体表に黒い斑紋がある場合はモリアオガエルで,黄色い斑紋がある場合はシュレーゲルアオガエルだが,多くの個体は両種ともなんの斑紋もない。その場合は,体の大きさでわけるのが無難。卵塊は本種の方が黄色味を帯びる。鳴き声:コ,コ,コ,コ・・。シュレーゲルアオガエルより太く,ゆっくりした声。 |
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