関係名詞
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/04 03:13 UTC 版)
関係名詞(かんけいめいし、英: Relational nouns, 英: relator nouns)は、多くの言語で使われる品詞である。それらは、他の言語が使用する接置詞(つまり前置詞と後置詞)の意味を伝達するが、統語的には名詞として機能することを特徴とする。中央アメリカでは、関係名詞の使用は、マヤ語族、ミヘ・ソケ語族、オト・マンゲ語族を含むメソアメリカ言語圏の地域特徴を構成している[1]。関係名詞は、東南アジア(ベトナム語、タイ語など)、東アジア(中国語、日本語、チベット語など)、南アジアのムンダ諸語(ソラ語など)、ミクロネシア語、トルコ語でも広く使用されている。
- ^ Campbell, Lyle; Terrence Kaufman; Thomas Smith Stark (September 1986). “Meso-America as a linguistic area”. Language (Washington, DC: Linguistic Society of America) 62 (3): 530–558. doi:10.2307/415477. ISSN 0097-8507. JSTOR 415477. OCLC 1361911.
- ^ 「関係名詞」『言語学大辞典』巻6・術語篇、三省堂、1996年、232-233頁。ISBN 4385152187。
- ^ 『现代汉语 增订本』胡裕树主编、上海教育出版社、1981年(原著1962年)、318頁。
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