RMS ラコニア
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/27 10:26 UTC 版)
イギリスの客船であるRMSラコニアは、1921年に民間の遠洋定期船として建造された。第二次世界大戦勃発後、イギリス海軍に徴用され、1942年には軍隊輸送船に改装された。事件当時、ラコニア号はルドルフ・シャープ大佐(Rudolph Sharp)のもと、ケープタウンからフリータウンに向けて航行中であり、士官および乗員463名、民間人87名、イギリス軍人286名、イタリア人捕虜1,793名、捕虜の監視要員たるポーランド軍人103名が乗り込んでいた。 なお、シャープ船長は、軍隊輸送船ランカストリアの船長を務めていた時、フランス撤退の一環として実施されたエアリアル作戦に参加し、1940年6月17日にサン=ナゼール軍港沖でドイツ軍作戦機による爆撃に晒されて船を撃沈されている。
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