RIETAN
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/12/16 23:59 UTC 版)
X線回折や中性子回折で得られたデータを用いて結晶構造解析を行うために、リートベルト解析を行う。RIETANは、専用のプログラムである。角度分散粉末X線・中性子回折用と、パルス中性子源を利用する粉末中性子回折用の2種類がある。両者は互いに独立したアプリケーションで、前者の最新版はRIETAN-FPであり、後者のそれはRIETAN-TNである。RIETAN-FPはリートベルト解析だけでなく局所的パターンフィッティング、ル・ベール解析、最大エントロピー法に基づく全パターンフィッティングの機能も盛り込んだ多目的パターンフィッティングシステムとなっている。 主な使用用途は、以下の2つである。 シミュレーション - X線の生データとシミュレーションによる計算結果を比較することにより、試料が作製できたかどうかを確認する。多くはX線回折装置に接続されているパソコン内で検索が出来る。 リートベルト解析 - 粉末回折データを用い格子定数や各結晶パラメーターを精密化する。
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