RC6とは? わかりやすく解説

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RC6

フルスペル:Ron's Code 6, Rivest's Cipher 6
読み方アールシーシックス

RC6とは、RSA DATA Security(現・RSA Security)社の Ron Rivest氏によって開発され秘密鍵暗号方式のひとつで、先代に当たる RC5方式指摘され弱点修正補強され改訂版のことである。もともと研究用開発されRC5に対して、RC6は商用利用前提とされている。

RC6は、米国商務省標準技術局NIST)によって認定される次世代暗号化標準規格AES)の候補として最終選考まで残ったもののひとつであった。しかし結局採用されなかった。

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暗号化方式:  公開鍵基盤  MD5  PCT  RC6  ROT13  ROT47  量子暗号

RC6

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2013/12/27 08:50 UTC 版)

RC6
The Feistel function of the RC6 algorithm.
一般
設計者 ロナルド・リベスト、Matt Robshaw、Ray Sidney、Yiqun Lisa Yin
初版発行日 1998
派生元 RC5
認証 AES最終候補
暗号詳細
鍵長 128, 192, or 256 bits
ブロック長 128 bits
構造 Feistel構造
ラウンド数 20

RC6RC5 から派生した共通鍵を使用したブロック暗号ロナルド・リベスト、Matt Robshaw、Ray Sidney、Yiqun Lisa Yin がAESの公募の要求仕様を満たすよう設計したものである。この暗号は最終選考の5作品に選ばれた。また、NESSIECRYPTREC プロジェクトにも送られた。RSAセキュリティが権利を所有している。

RC6 はブロック長 128ビット、キー長 128/192/256ビットとされているが、実際には RC5 のようにブロック長、キー長、ラウンド回数がパラメータ化されており、任意の値に設定可能である。RC6 の構造は RC5 とよく似ており、データ依存の回転、合同加算、XORなど共通の特徴がある。実際、RC6 は RC5 の暗号化プロセスを2つ並列に並べて処理するものと言える。しかし、RC6 では RC5 にはない乗算処理が追加で使われており、回転(rotation)をワード内の各ビット毎に依存させるようになっている(一部のビットだけではない)。

参考文献

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