RAID 0との関係
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/11/07 17:10 UTC 版)
主目的のために信頼性を犠牲にするという点はRAID 0と共通する。構成するハードディスク台数と信頼性の関係もRAID 0と同様、台数の逆数(つまり、2台で構成するなら1/2、4台で構成するなら1/4)となる。信頼性の問題を縮小するため、JBODディスクアレイ製品内に含まれるハードディスクには、特に高品質なものが選定されていると見られる。 JBODとRAID 0の違いは主目的である。RAID 0は速度を志向した実装であり、複数のドライブの同時読み書きによる速度の向上を図る。これに対し、JBODは大容量化を志向した実装であり、単一ドライブに対し読み書きを行うため、速度向上の効果は得られない。 違いが顕著に表れる例として、構成物理ドライブの容量が互いに異なる場合、RAID 0では一般にその中の最小容量×台数分しか容量を得られないが、JBODでは各ドライブの合計分の容量を使うことができる。 また、物理ドライブが破損した場合、RAID 0ではすべてのデータが消えるが、JBODでは該当の物理ドライブのデータが消えるのみである。
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