R1b
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 17:48 UTC 版)
「ハプログループR (Y染色体)」の記事における「R1b」の解説
ハプログループR1bは西ヨーロッパと南ヨーロッパに顕著に分布している系統であり、バスク人やケルト系民族に80%以上の高頻度に見られる。印欧語族ケントゥム語の担い手と考えられる。大航海時代以降の人種の流動に伴って、南北のアメリカ大陸やオーストラリア大陸にも分布の範囲を拡大した。またバシキール人にも86%の高頻度である。この流れとは別に、古代にもアフリカ内陸部へ移動したR1b系統の一集団があったと見られ、ハプログループR-V88に定義づけられる分岐系統がチャド語派の言語を話すカメルーンの先住民族の間において高濃度で発見されている。
※この「R1b」の解説は、「ハプログループR (Y染色体)」の解説の一部です。
「R1b」を含む「ハプログループR (Y染色体)」の記事については、「ハプログループR (Y染色体)」の概要を参照ください。
- R1bのページへのリンク