Popcorn_labyrinthとは? わかりやすく解説

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popcorn labyrinth

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/02 02:53 UTC 版)

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popcorn labyrinth
シュノーケルスタジオ・アルバム
リリース
ジャンル
時間
レーベル TURTLE RECORDS
チャート最高順位
シュノーケル アルバム 年表
  • EYE
  • (2015年)
  • popcorn labyrinth
  • (2017年)
『popcorn labyrinth』収録のシングル
  1. TODAY/妄想中
    リリース: 2016年5月27日
ミュージックビデオ
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popcorn labyrinth』(ポップコーン・ラビリンス)は、日本のロックバンドシュノーケルの4枚目のスタジオ・アルバム。2017年3月15日にTURTLE RECORDSより発売された。

解説

前作『EYE』から約1年3ヶ月ぶりのリリース。「宇宙」をテーマとした12曲を収録されており、アルバムタイトルも宇宙の誕生をポップコーンが破裂し、飛び散る様を例えたもの[2]。キャッチコピーは「シュノーケル、はじける。」[3]。イラストは香葉村多望によるもの。

レコーディングには、前作『EYE』発売後よりライブにてサポートメンバーを務めている岡愛子がギターつるうちはなピアノで参加している[2]

2017年3月4日に福岡県のライブハウス「DRUM SON」で開催された『シュノーケルpresents 10th Anniversary YSK Series『3 on 3 +1』〜Band 福岡編〜』にて先行発売された[4]

店舗購入特典としてタワーレコードHMVヴィレッジヴァンガードの3店舗で異なる購入特典が用意された[2]

  • タワーレコード特典
    2015年12月17日に代官山で開催された『EYE』発売を記念したワンマンライブ『アルバム「EYE」レコ発記念ワンマンライブ「EYEと青春の旅立ち」』の映像と本作の収録の「シュレーディンガーの僕」と「理由」のライブ映像を収録したDVD-R。ライブ映像が公式作品化されたのは『Best+』に収録の「波風サテライト」(「若若男女サマーツアー'08」でのライブ映像)以来で、一つの公演がそのまま映像化されたのは本作が初となる。そのため、「波風サテライト」以外の楽曲の映像化は本作が初となる。
  • HMV特典
    西村晋弥による本作の全収録曲の弾き語り音源と香葉村歌唱の「KABAラップ」と山田歌唱の「シュレーディンガーの僕」を収録したCD-R。西村による弾き語り音源が作品化されたのはインディーズ盤『ソラカラフル』収録の「入道雲 〜弾き語り〜」以来となる約12年ぶり。
  • ヴィレッジヴァンガード特典
    本作の全収録曲のデモ音源と香葉村歌唱の「宇宙に夢中」と山田歌唱の「ラガッシュの予言者は唄う」を収録したCD-R。デモ音源が作品化されたのは自主制作盤『シュノーケル』収録の「旅人ビギナー」以来13年ぶりとなる。

アルバム発売後、アルバム発売を記念したライブ「宇宙に夢中」が行われた[2]

収録曲

CD
全作曲: 西村晋弥、全編曲: シュノーケル、つるうちはな、岡愛子。
# タイトル 作詞 作曲・編曲 時間
1. 「シュレーディンガーの僕」 西村晋弥 西村晋弥
2. 「ムーンダスト」 西村晋弥 西村晋弥
3. 妄想中 西村晋弥 西村晋弥
4. 「それから」 西村晋弥 西村晋弥
5. 「popcorn labyrinth」 西村晋弥 西村晋弥
6. TODAY 西村晋弥 西村晋弥
7. 「syzygy 〜フェルミのパラレル〜」 西村晋弥 西村晋弥
8. 「bug」 西村晋弥 西村晋弥
9. 「A&Q」   西村晋弥
10. 「理由」 西村晋弥 西村晋弥
11. 「すべてを映す鏡」 西村晋弥 西村晋弥
12. 「ラガッシュの予言者は唄う」 西村晋弥 西村晋弥
合計時間:
DVD-R(タワーレコード特典)
# タイトル 作詞 作曲・編曲
1. 「CLOSE」(アルバム『EYE』レコ発記念ワンマンライブ「EYEと青春の旅立ち」)    
2. 波風サテライト(アルバム『EYE』レコ発記念ワンマンライブ「EYEと青春の旅立ち」)    
3. 奇跡(アルバム『EYE』レコ発記念ワンマンライブ「EYEと青春の旅立ち」)    
4. 「PLASMA」(アルバム『EYE』レコ発記念ワンマンライブ「EYEと青春の旅立ち」)    
5. 旅人ビギナー(アルバム『EYE』レコ発記念ワンマンライブ「EYEと青春の旅立ち」)    
6. 100,000hp(アルバム『EYE』レコ発記念ワンマンライブ「EYEと青春の旅立ち」)    
7. 「EYE」(アルバム『EYE』レコ発記念ワンマンライブ「EYEと青春の旅立ち」)    
8. 天気予報(アルバム『EYE』レコ発記念ワンマンライブ「EYEと青春の旅立ち」)    
9. 「REGRET」(アルバム『EYE』レコ発記念ワンマンライブ「EYEと青春の旅立ち」)    
10. Bye-Bye × Hello(アルバム『EYE』レコ発記念ワンマンライブ「EYEと青春の旅立ち」)    
11. RESTART(アルバム『EYE』レコ発記念ワンマンライブ「EYEと青春の旅立ち」)    
12. ラプソディ(アルバム『EYE』レコ発記念ワンマンライブ「EYEと青春の旅立ち」)    
13. 「REVOLVER」(アルバム『EYE』レコ発記念ワンマンライブ「EYEと青春の旅立ち」)    
14. エスパー(アルバム『EYE』レコ発記念ワンマンライブ「EYEと青春の旅立ち」)    
15. 「QUEST」(アルバム『EYE』レコ発記念ワンマンライブ「EYEと青春の旅立ち」)    
16. 「HIGHWAY」(アルバム『EYE』レコ発記念ワンマンライブ「EYEと青春の旅立ち」)    
17. FIND(アルバム『EYE』レコ発記念ワンマンライブ「EYEと青春の旅立ち」)    
18. solar wind(アルバム『EYE』レコ発記念ワンマンライブ「EYEと青春の旅立ち」)    
19. 「シュレーディンガーの僕」(plane vs snowkel)    
20. 「理由」(plane vs snowkel)    
CD-R(HMV特典)
# タイトル 作詞 作曲・編曲 時間
1. 「シュレーディンガーの僕」    
2. 「ムーンダスト」    
3. 妄想中    
4. 「それから」    
5. 「popcorn labyrinth」    
6. TODAY    
7. 「syzygy 〜フェルミのパラレル〜」    
8. 「bug」    
9. 「A&Q」    
10. 「理由」    
11. 「すべてを映す鏡」    
12. 「ラガッシュの予言者は唄う」    
13. KABA RAP[注釈 1]    
14. 「山田雅人の唄ってみた!『シュレーディンガーの僕』」    
15. SECRET TRACK[注釈 2]    
CD-R(ヴィレッジヴァンガード特典)
# タイトル 作詞 作曲・編曲 時間
1. 「シュレーディンガーの僕」    
2. 「ムーンダスト」    
3. 妄想中    
4. 「それから」    
5. 「popcorn labyrinth」    
6. TODAY    
7. 「syzygy 〜フェルミのパラレル〜」    
8. 「bug」    
9. 「A&Q」    
10. 「理由」    
11. 「すべてを映す鏡」    
12. 「ラガッシュの予言者は唄う」    
13. 「宇宙に夢中[注釈 3]    
14. 「山田雅人の唄ってみた!『ラガッシュの予言者は唄う』」    
15. SECRET TRACK[注釈 4]    

曲の解説

  1. シュレーディンガーの僕
    シュレーディンガーの猫」をテーマとし、不安やそれに対する反発、己の強さを歌った楽曲。
    ミュージック・ビデオが制作されており、ブルーシートを用いて歌詞の内容を表している[5]
    アルバム発売に先駆け、2017年2月13日に先行配信された。
  2. ムーンダスト
    歌詞に登場する「40万km」は、地球から月までの距離のこと[注釈 5]
    ラストの合唱部分のメロディは「TODAY」のアウトロのギターのメロディラインをアレンジしたもの[8]
  3. 妄想中
    ワンマンライブ会場限定シングル『TODAY/妄想中』の2曲目。
    アルバム制作の初期に出来た楽曲[9]
  4. それから
    歌詞は宇宙飛行士を目指し挫折した人物を歌ったもの[8]
  5. popcorn labyrinth
    アルバム表題曲。アルバム制作の最後の方で録音された楽曲[9]
  6. TODAY
    ワンマンライブ会場限定シングル『TODAY/妄想中』の1曲目。
  7. syzygy 〜フェルミのパラレル〜
    タイトルの元ネタは「フェルミのパラドックス」で、曲名の「syzygy」は惑星直列の意[8]。アルバム制作の最後の方で録音された楽曲[9]
    歌詞は宇宙人の女の子に恋する男の子(フェルミ)の心情を描いたもの[10][8]
  8. bug
    歌詞には「およげ!たいやきくん」のパロディが含まれている[8]
  9. A&Q
    インストゥルメンタル
    西村のコーラスとつるうちのピアノで構成される。
  10. 理由
    アルバム制作の最後の方で録音された楽曲で、歌詞は西村が生まれてからの出来事を歌ったもの[11]
    香葉村が監督と編集を務め、カメラマンのイワタナオが撮影したミュージック・ビデオが存在する[12]。ミュージック・ビデオにはレコーディングに参加したつるうちと岡も参加しており、サポートメンバーが初めて参加したミュージック・ビデオとなった。
    アルバム発売に先駆け、2017年2月13日に先行配信された。
  11. すべてを映す鏡
    アルバム制作の初期に出来た楽曲で、メロディ面において僅かながらビートルズのパロディが含まれている[9]。冒頭に入っているのは「TODAY」のラスト部分を逆再生した音で、メロディも「TODAY」のアウトロのギターのメロディと同じもの。間奏は「ボレロ」のリズムとある曲(明言されていない)の演奏の要素が組み込まれている[8]
  12. ラガッシュの予言者は唄う
    アルバムのエピローグ的な楽曲で、西村曰く「精神が危うい「シュレーディンガーの僕」から始まって、「すべてを映す鏡」で過去の自分と決別して、最後の最後にこの曲で人類が終わる」というストーリーになっている[11]

参加ミュージシャン

脚注

[脚注の使い方]

注釈

  1. ^ 香葉村歌唱の楽曲でヒューマンビートボックスで山田が参加。ワンマンライブ会場限定シングル『TODAY/妄想中』に収録されている音源とは異なり、後半が山田によるラップに差し替わっている。
  2. ^ 本作のレコーディングエンジニアの古屋俊介歌唱による「シュレーディンガーの僕」。
  3. ^ 香葉村歌唱の楽曲で、香葉村にとって初めて作詞作曲を担当した楽曲である。
  4. ^ 本作のレコーディングエンジニアの古屋俊介歌唱による「ラガッシュの予言者は唄う」。
  5. ^ 実際の地球から月までの距離は「384,400km」[6]。ただし、これはあくまで平均的な距離で、月が地球の周りを回る軌道が楕円形であることから、最も近い距離で約35万km、遠いときで約40万kmと変動する[7]
  6. ^ a b HMV購入特典CD-R収録の「KABAラップ」
  7. ^ ヴィレッジヴァンガード購入特典CD-R収録の「宇宙に夢中」
  8. ^ 「山田雅人の唄ってみた」シリーズ
  9. ^ 飯坂泰子、大村仁望、川村美喜の3人で構成される女性芝居ユニット。

出典

  1. ^ popcorn labyrinth|シュノーケル”. ORICON NEWS. オリコン. 2018年9月1日閲覧。
  2. ^ a b c d “シュノーケル、宇宙をテーマにしたはじける新作「popcorn labyrinth」”. 音楽ナタリー (株式会社ナターシャ). (2017年1月13日). https://natalie.mu/music/news/216663 2018年7月25日閲覧。 
  3. ^ “シュノーケル、4thアルバム「popcorn labyrinth」リリース決定!”. POPSCENE. (2017年1月13日). http://popscene.jp/foundit/035254.html 2018年7月25日閲覧。 
  4. ^ “シュノーケル、4thアルバム『popcorn labyrinth』より「シュレーディンガーの僕」のMV公開。チャットモンチー&堀之内大介(Base Ball Bear)よりコメントも到着”. Skream! (激ロックエンタテインメント株式会社). (2017年2月15日). https://skream.jp/news/2017/02/snowkel_schrodinger-no-boku_mv.php 2018年9月1日閲覧。 
  5. ^ “シュノーケルが囲われた世界の不安を描く新曲MV”. 音楽ナタリー (株式会社ナターシャ). (2017年2月15日). https://natalie.mu/music/news/220817 2018年7月25日閲覧。 
  6. ^ 地球から月まで歩くと何年かかる?”. あんふぁんWeb. サンケイリビング新聞社 (2015年12月16日). 2019年11月16日閲覧。
  7. ^ 月までの距離はどれくらい? - 天文情報 -”. 仙台市天文台 (2010年). 2019年11月16日閲覧。
  8. ^ a b c d e f popcorn labyrinth セルフライナーノーツ『宇宙 ポップコーン 眼鏡』より
  9. ^ a b c d 何度もビッグバンを起こし、キテレツでフレンドリーなポップ世界を拡大するシュノーケル. インタビュアー:吉羽さおり. 激ロックエンタテインメント株式会社. (2017). p. 1. Skream!.. http://skream.jp/interview/2017/03/snowkel.php 2018年11月9日閲覧。 
  10. ^ シュノーケル (2017年8月12日). シュノーケルチャンネル #5『くじ引きMV、また撮ろう。』. https://www.youtube.com/watch?v=dxXsVRfwtAc 2020年6月5日閲覧。 
  11. ^ a b 何度もビッグバンを起こし、キテレツでフレンドリーなポップ世界を拡大するシュノーケル. インタビュアー:吉羽さおり. 激ロックエンタテインメント株式会社. (2017). p. 2. Skream!.. http://skream.jp/interview/2017/03/snowkel_2.php 2018年11月9日閲覧。 
  12. ^ “シュノーケル、最新アルバムより香葉村多望が手がけた「理由」MV”. 音楽ナタリー (株式会社ナターシャ). (2017年9月23日). https://natalie.mu/music/news/249931 2018年7月25日閲覧。 

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