Oberon-07
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/21 09:18 UTC 版)
ヴィルトが2007年に定義したのがOberon-07である。Oberon-2ではなく本来のOberonに基づいており、2011年に仕様が改訂されている。主な変更点は、数値型の明示的変換関数(FLOOR、FLTなど)を必ず使うようにした点、LOOP文とEXIT文を排除した点、WHILE文が拡張された点、RETURN文が関数の最後にのみ存在するようにした点、インポートされた変数や構造のある引数がリードオンリーとなった点、配列をCOPY文を使わずに代入できるようになった点などである。 コンパイラの実装としては、32ビットWindows版 Oberon-07M、32ビットARM版、Cortex-M3マイクロコントローラ版、ヴィルトが設計したRISCプロセッサを Xilinx FPGA Spartan-3 ボードに実装したもので動作する版がある。
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