Netscape社の撤退
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/28 14:40 UTC 版)
RSS 0.91のリリース後、8年間にわたってNetscape社はRSSの開発から撤退してしまう。新しくオーナーになったAOL社による会社再編の中で、Netscape社は2001年4月にMy.Netscape.ComでRSSサポートを終了し、RSSのドキュメントや支援ツール類も削除してしまった。 RSS 0.91の登場以降、RSSが持つ「コンテンツ配信」機能に対しての需要がさらに高まっていた。そのときにNetscape社が撤退して空白が生じてしまった。この後、よりリッチなコンテンツ配信を目指そうとする制作者たちが、独自の要素をRSSに追加してしまうなど、フォーマットの拡張における混乱がおこることとなった。 この「空白」を埋めようと、二つのグループが立ち上がってきた。いずれのグループもNetscape社の助力や承認は得ていない。一つはRSS-DEV Working Groupのグループであり、もう一つはDave WinerとUserLand Software社のグループである。UserLand Software社はNetscape社外で作られたものとしては最初のものとなる、RSSの読み書きが可能な出版ツールを公開した。
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